2020年07月31日
社会福祉法人中央共同募金会(会長 清家篤)は、全国的に取り組むべき社会課題の解決をめざし、さまざまな分野で助成を行う「赤い羽根福祉基金」*1の取り組みとして、全国47都道府県の共同募金会を通じて、100か所の子ども食堂を支援します。
3年目となる今年も、アサヒ飲料株式会社(代表取締役社長 米女 太一氏)からのご寄付をもとに、食材を購入する費用、会場を借り上げる費用、調理器具を購入する費用など、こども食堂の運営にかかる費用を助成します。また今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、活動に必要な消毒や衛生管理のための消耗品の購入費などにも充てられます。このご寄付は、「三ツ矢」の日(3月28日)・「カルピス」の誕生日(7月7日)に関連する店舗での「三ツ矢」ブランド・「カルピス」ブランドの売上の一部をご寄付いただくものです。あわせて、同社からは助成先のこども食堂に対し、「三ツ矢サイダー」と「カルピスウォーター」が寄贈されます。
さらに、一般社団法人全国食支援活動協力会の協力により、3地域において、県内の子ども食堂同士が運営の工夫や情報を交換しあう場となる、ネットワーク構築の費用に対して助成を行います。
支援対象 |
支援内容 |
① 全国100か所のこども食堂 |
・こども食堂の運営にかかる費用の助成 |
② 3地域(北海道、宮城県、埼玉県を予定)のこども食堂ネットワーク構築団体 |
・県内のこども食堂どうしのネットワークをつくるための費用(広報活動、イベント経費、会議開催費など)の助成 |
※「三ツ矢サイダー」「カルピス」「カルピスウォーター」はアサヒ飲料株式会社の登録商標です。
中央共同募金会は、これまでも「赤い羽根福祉基金」の助成を通じ、「こども食堂」に関わる活動を応援してきました。しかし、「こども食堂」には、まだ多くの課題があり、活動資金や人材などの運営基盤が弱く、継続した活動が難しいこと、食物アレルギー対策、衛生管理など運営上の悩みについての相談先が少ないことなど、さらなる支援が必要とされています。
さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響により、活動の休止や延期を余儀なくされたり、活動内容を食事の提供から弁当の配食に切り替えるなどして、活動資金が不足する状況も見られています。
今年3年目となる、アサヒ飲料株式会社からのご寄付により、こうした「こども食堂」の活動に対し資金面で応援することで、ひとり親家庭や困窮する家庭、困りごとを抱え孤立しがちな子どもたちの課題解決をめざします。
*1「赤い羽根福祉基金」は、赤い羽根の中央共同募金会が運営する基金として、2016年に創設されました。公的制度や施策等では対応できていない分野において、社会課題解決のための新たな活動やしくみを構築する先駆的・モデル的な事業を、資金面で応援することで、誰もが支え・支えられる地域づくりをめざしています。
各都道府県別の助成件数等、詳細は下記ニュースリリースをご覧ください。
◆20200731ニュースリリース「赤い羽根福祉基金×アサヒ飲料」~こどもたちの健やかな成長を願い全国のこども食堂を応援します!~
(参考)
◆アサヒ飲料株式会社ニュースリリース