臨時休校中における見守りが必要な子どもへの配食を多機関協働で行う事業

団体名 大牟田市社会福祉法人地域公益活動協議会

都道府県 福岡県

助成額 1,000,000

活動開始日 2020/3/9

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
大牟田市子ども支援ネットワーク(要保護児童対策地域協議会)と連携して、弁当やパンを学校を通して子供に届ける活動。協力事業者よりお弁当・パンを事務所へ運搬してもらい、各学校へ協力機関が配食を行う。学校やSSWを通して必要な子供たちへ配布され、その場で子供たちのモニタリングを行う。学校へこれない子供へはパンを自宅まで配布してもらい、自宅にて顔を合わせてモニタリングを行う。コロナのための休校中は上記の活動を継続した。学校が始まり、夏休み期間に入り、特に必要な家庭に個別で食糧支援を行った。また、コロナのために家庭の経済がひっ迫した家等にも注視し、活動を8月いっぱい行った。個別に対応が必要な家庭については、今後も継続して支援予定。

活動日数 58

支援対象者実人数 60

支援対象者延べ人数 2,280

本助成金による活動の成果
・臨時休校中及び夏休み期間にお弁当やパンをスクールソーシャルワーカーや学校職員、児童家庭支援センターと連携して配布することで、虐待リスクのある家庭の見守りや貧困家庭の栄養確保を行うことができた。定期的な安否確認を行い、子供たちの状態を学校関係者が直接把握することができた。 ・子どもたちからだけでなく、親からも感謝の声が届けられたりと、親へのアプローチにも近づくことができたと考えられる。 ・学校までの配食は児童関係の職種や社会福祉法人の職員が行うことで、今までかかわりのなかった職種と連携が取れた。社会福祉法人が経営するお弁当屋さんだけではなく、一般企業のパンや栄養の取れる弁当を注文することができた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今後は、長期休暇中に継続して行うことができる財源の確保と、対象となる児童の抽出を課題としている。今回は助成金のおかげで財源の確保を行うことができたが、コロナ過だけでなく、長期休暇中に体重減少して出校してくる児童がいる中で、どのように定期的な財源を確保していくかの検討が必要である。対象となる児童についても、学校関係者(教員・スクールソーシャルワーカー等)との協議の上、支援を実施する必要があると考えられる。