コロナ禍で一人暮らしをしている学生に向けたフードバンク支援事業

団体名 社会福祉法人 笠岡市社会福祉協議会

都道府県 岡山県

助成額 640,000円

活動開始日 2020/9/1

活動終了日 2021/3/31

助成金で行った活動の概要
新型コロナウイルスの影響を受けたことで、アルバイトが減った、行けなくなった、親からの仕送りが少なくなったなど、金銭的な不安を抱えている学生が多くいるとの声を聞いています。また、授業がオンライン授業となった事から、学校に行かなくなり、友達とも会えない作れないといった不安もあり、学校を辞めてしまうといったケースも少なくありません。そんな学生さんたちを少しでも励ますために「食の支援」をしていこうと、この企画を考えました。名称は「そんなぎょーさんはねーんじゃけどおうえんしとるでぇセット」。岡山弁を使用することで、親しみやすい名称にしている。 【趣旨】市内外・県外で一人暮らしをしている学生を対象に、お米を中心とした食料支援を行う。支援を通じて地元とのつながりや応援している人がいることで「独り」ではないことを感じてもらったり、困り事の相談先として社会福祉協議会があることを知ってもらう。地元企業を若年層へPRすることで故郷の味のなつかしさを思い出してもらうとともに、この活動を行うことで共同募金をはじめとした若年層への地域福祉活動の広報を行い、活動の参加を促していく。【対象者】市内外・県外で一人暮らしをしている、笠岡市が地元の18歳以上の学生(4年生・6年制、大学院、専門学校、高等専門学校生)。【申請方法】グーグルフォームまたは、申込用紙で申請(いずれも学生証の写し添付)【内容物】米、笠岡市内の企業の食品(アサムラサキ商品)、笠岡ラーメン、レトルト食品や調味料など。「赤い羽根共同募金」PRの為、地元で帆布商品を作成している「SIRUHA」さんに協力頂き、赤い羽根の入った財布を作成。(2回目)【企業・団体への協力】1回目は、地元の福祉活動団体「更生保護女性会」と地元企業「アサムラサキ」へ協力依頼。商品の寄付、食品の持ち寄りで食材を集めた。2回目は、他の市内企業や団体へも声かけをおこない、企業で製造されている食品や、協力金などをお願いした。協力してくれた「企業・団体」へは、「おうえんしとるでぇセット」の象徴のごはんマークの付いたステッカーを渡し、掲示してもらうことで、協力者の輪を広げていく。また、更生保護女性会は箱詰め作業にも協力を依頼した。あたたかいメッセージカードを一緒に添えて計152名の学生に支援セットを送付した。

活動日数 119

支援対象者実人数 152

支援対象者延べ人数 152

参加ボランティア実人数 10

参加ボランティア延べ人数 20

本助成金による活動の成果
本活動を行ったことにより、学生から改めて地元を意識してもらうことができたように思う。いただいた返信メッセージには、「笠岡が恋しくなった」「地元のご飯が食べれて幸せ」「島の海苔が大好きでうれしかった」「マスクやポーチを使うたびに笠岡を思い出せそう」といった声があった。各企業に寄付の依頼をしたことで、寄付の文化が少しずつだができたように思う。活動の趣旨を説明するなかで、私たちも寄付をしたいと言った声も多数聞くことができた。また、活動がメディアや新聞などで取りあげられることで、社協や団体の活動が多くの人の目に止まったことで、活動に目を向けてもらえる、社協という相談窓口があるということを認識していただけるきっかけとなったのではないかと思う。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
【見えてきた課題】(ありがとうメッセージや相談業務の中から見えてきた課題)○アルバイトが減った ○大学生活が思うようにいかないもどかしさ ○友達が出来ない ○オンラインに慣れてしまった(最初からオンラインの為、こっちがいいと思うようになった)○学費が払えなくなった 【今後の支援について】今もなお、緊急事態宣言下の余波や、時短営業等の影響で収入が減って困っている学生がいるとも聞く。また、この春から大学生としてひとり暮らしを予定している学生に対しても同様の支援が必要ではないかと考えている。引き続き、助成金の活用や、寄付を募り継続した支援につなげていきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%A6%8F%E7%A5%89%E6%B3%95%E4%BA%BA-%E7%AC%A0%E5%B2%A1%E5%B8%82%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%A6%8F%E7%A5%89%E5%8D%94%E8%AD%B0%E4%BC%9A-112951350452668/