子育て世帯・生活困窮世帯のための明日香村フードパントリー事業

団体名 社会福祉法人 明日香村社会福祉協議会

都道府県 奈良県

助成額 180,000円

活動開始日 2020/9/1

活動終了日 2020/11/30

助成金で行った活動の概要
明日香村フードパントリー ~「食」をとおして地域の支え合い~ 目的:明日香村農林産物品評会に出品される野菜や果物を、コロナ禍で影響を受ける村民に配布する「明日香村フードパントリー」を実施します。併せて本助成金で、調味料やお米を購入して配布します。このフードパントリーを契機に、今まで気付けていなかった課題や問題を抱えている家庭と社協や行政に繋がる機会になると考えます。また明日香村で育てられた野菜や果物について子どもや村民に知っていただける機会にもなります。 ◆日時:令和2年11月20日(金)13:00~18:00 野菜や果物の搬入、仕分け。令和2年11月21日(土)8:00~12:00 フードパントリー当日。◆対象:村内在住のコロナウイルス禍で支援を必要とする世帯。※子育て世帯(290人)・ひとり親世帯(39人)、生活福祉資金貸付相談者(10人)、他生活にお困りの方等を対象として、先着100名限定。◆方法:広報→村広報紙に折込チラシ(11月号)、チラシ(児童手当支払通知に同封:10/10発送)等。※募集時期11/2(月)~11/16(月)。①申請:電話受付。【氏名・住所・電話番号・子育て世帯orお困りの世帯確認】 ②相談:電話受付時に困りごと等があれば聞き取りを実施し、子育て関係の相談は子育て包括支援センター(健康づくり課)等へ繋ぐ。困窮者は福祉資金の説明。③仕分:ボランティア、日赤奉仕団等に協力いただき仕分け。④配布:明日香幼稚園駐車場にて、ドライブスルー形式で配布。 追加事項:明日香村役場(総務財政課)より、災害備蓄品(ビスコ)を寄付いただく。長谷工グループ総合地所(株)より、野菜の寄付をいただく。これらも併せて11/20に仕分けし、11/21に配布した。

活動日数 2

支援対象者実人数 67

支援対象者延べ人数 67

参加ボランティア実人数 8

参加ボランティア延べ人数 8

本助成金による活動の成果
子育て世帯の悩みや生活にお困りの世帯からのご相談を受ける機会になり、事前予約制にすることで、本当に必要とする方へ食料品配布の支援をすることができた。また配布した方には大変喜んでいただけた。また今まで関わりのなかった子育て世帯との繋がりが出来たり、社協という相談窓口があることの周知に繋がったと考える。本事業では行政や関係機関等と連携し活動を行った。フードパントリーやフードバンクといった考え方が様々な分野の部署、また住民に伝わり、今後、発展した地域福祉活動に繋げていく第一歩にもなると思われる。農林作物品評会へ出品される農家へも、今回の取り組みを伝え、今後も作りすぎた野菜等の寄付についてもお願いをすることができ、次の活動へ繋がった。今回の活動を知って、他の団体からも野菜の寄付のお話をいただけた。また活動に参加したボランティアや日赤奉仕団もやりがいを感じ、楽しんで活動していただけた。今後も勢力的に様々な活動に参加をしていただくきっかけになったのではないかと思う。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
事前に配布数の把握、本当に必要な人への配布の為、一つのハードルとして電話での事前受付を行ったが、予定していた申込みがなかった。今後はHPや公式LINEでの受付など、SNSの活用も検討していくことで、若い世代にもより情報を発信していけると考える。初めてのことだらけで、直前になるまでどれくらいの人員が必要で、どれくらいの時間がかかるのかがわからなかった。またコロナ禍での実施であり、屋外で配布した為、天候に左右された。幸いにも、配布する当日は晴れたが、前日の搬入を行う日が雨であり、仕分けがより大変になった。本事業の情報が広まったことで、急遽他の団体からも野菜の寄付の申し入れがあり、予想よりも多くの野菜が集まった。また、その後も寄付したいといったお話をいただいているが、短期間での実施するだけの人員の確保、や関係機関等の調整が難しいこと、継続的な支援は必要であるが計画的に実施することが困難である為、今回は見送ることとなった。このように活動へ賛同いただける方が増えている。今回とは違った形になるが、継続した子育て世帯や生活困窮者への支援を考えて行きたいと思う。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://web1.kcn.jp/asuka-shakyo/shakyoudayori.html