都道府県 北海道
助成額 918,258円
活動開始日 2020/11/1
活動終了日 2021/1/10
助成金で行った活動の概要
冬休みで学校給食が食べられないことで栄養不足が懸念される子どもへの食材支援として2020年では5回目の施策です。今回の施策は支援対象人数を500名の子どもとしていましたが、最終的には414人の子どもに食材をお届けいたしました。支援対象者の人数が予定を96人下回ったので、この差分食材費を菓子類の購入予算に振り分けました。配送時期がクリスマスに重なったのでクリスマスプレゼントの体裁を整えるための予算に充当し、食材が届いた世帯のお母さんからいただいた感謝のメールにはお子さんが菓子類に大喜びであった旨の記載が散見されました。
施策の要点:1人7食分の食材を414人の子どもに無償提供しました。 対象エリア:室蘭市、苫小牧市、登別市、伊達市、豊浦町、壮瞥町、白老町、厚真町、洞爺湖町、安平町、むかわ町
食材提供数:207世帯、414人、総数2,898食 食材提供日:12月19日~ 提供方法:宅配便にて自宅配送 提供した食材(1人分)缶詰:5個、レトルト食材:5個、白米:750g、生麺(真空パックされたうどん:1個、なめ茸瓶詰め、パスタ:※レトルト・パスタソース:2個、インスタント味噌汁:7個入り1袋、ふりかけ:1袋、菓子詰め合わせ:1箱 ※子ども2人に対して1個(子ども1人の場合は1個、3人は2個、5人は3個)周知方法 1.新聞紙面による施策紹介記事 2.過去の施策利用者への電子メールによるお知らせ 3.室蘭市、登別市、伊達市の母子会等のお知らせ 4.フードバンクいぶりのホームページ、フェイスブック
活動日数 45
支援対象者実人数 414
支援対象者延べ人数 414
参加ボランティア実人数 2
参加ボランティア延べ人数 20
本助成金による活動の成果
コロナウィルス感染拡大による就労状況の悪化から支援対象世帯の9割以上を占める母子世帯は世帯収入の減少などの状況下に置かれていることを懸念していました。これの裏付けと思われる現象として、過去の子ども支援プロジェクト実施後に比べ、母子世帯のお母さんから電子メール、郵送物によるお礼のメッセージが届き、本文中には丁重な感謝の言葉が綴られていました。このことからコロナ禍による生活状況の変化に難儀している母子世帯のお母さんに十分ではないですが、食材の提供が物理的、精神的にお役に立てたと思います。また、今回は既存の支援対象者に知り合いの母子世帯お母さんへの本施策紹介をお願いしたところ、10名を超える新規の施策利用申し込みが得られました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
■課題 今回の支援対象エリアには2576世帯のひとり親世帯がいます。(2015年国勢調査から)2020年に実施した5回の子ども支援プロジェクトによる施策利用登録者数は266世帯で実在する施策対象者数の10%に過ぎません。これは9割のひとり親世帯に支援の手が届いていないだけではなく、母子会等への参加が大きく減っている昨今、支援機関とのつながりが希薄な孤立したひとり親世帯が取り残されていると考えられます。2020年の子ども支援プロジェクト活動により顕在化した課題は支援対象者との関係作り(登録獲得)が不十分であることと認識しています。
■今後の取り組み ・支援対象者との関係作り強化 ・支援対象者数の増加に伴う、支援に必要な食材と配送手段の確保 ・年数回の食材支援施策とは別に、食材不足の問題・心配を抱えたひとり親世帯への随時食材支援の実施 ・随時食材支援の実施に伴い、食材申請者への包括的な支援を提供する専門機関による支援基盤の構築
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://foodbankiburi.
net/2021/01/23/%e3%81%84%e3%81%b6%e3%82%8a%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e6%94%af%e6%8f%
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