都道府県 沖縄県
助成額 684,978円
活動開始日 2020/9/1
活動終了日 2021/3/31
助成金で行った活動の概要
本社協では、新型コロナ感染症が流行する以前より展開するフードバンク事業を活用し対応していましたが、令和元年度の終わり頃から新型コロナウイルス感染の影響による生活困窮世帯のフードバンクの利用が増えはじめ十分な物品提供が難しくなり、その後も緊急事態が続く事でフードバンクの十分な提供が出来なくなる事が想定された事から、今回『赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン フードバンク活動等応援助成 第2回助成』の申請を行いました。助成金の活用と並行しながらフードバンクの物品提供依頼の広報活動にも力を入れ取り組んでいたところ、一般の方はもちろん、村内の団体、村内企業の方からも物品の提供を頂きコロナ禍という緊急事態がきっかけではありましたが、企業の地域貢献がしたい気持ちとコロナ禍で経済的に困っている世帯への支援としてのフードバンク事業を通して双方をマッチングする事もできました。今回、助成金を活用し冷凍庫を購入する事で以前より提供したいとお問い合わせのあった生鮮食品を管理、保管のリスクを心配することなく受け入れる事ができました。また冷凍庫購入から生まれた新たなボランティア活動の展開として、寄贈頂いた野菜を冷凍カット野菜に加工してもらう事で、お野菜の保存期間の延長や自力で加工する事が難しい世帯（調理が苦手、高齢で包丁が使えない等）にカット野菜の配布ができるようになりフードバンク事業の可能性を広げることができました。なかには、加工が難しく調理をあきらめていた方が久しぶりに調理を始めるきっかけにもなり思わぬ波及効果も得られました。また、従来の寄贈品ではフォローが難しいアレルギー対応食品、紙オムツ等寄贈が少ない物品も購入し必要な世帯へ渡す事が出来ました。現在も、フードバンクを必要な状況にある世帯が声に出せず利用できていない可能性がある中、フードバンクによる支援を気軽に利用でき、困り感が少しでも軽減されるよう広報していきたいと思います。今後は、コロナウイルス感染症による生活困窮世帯に対して、フードバンクに依存することなく生活を立て直し、自立につながる展開等も考えていかなといけないと感じています。今回のフードバンク活動等応援助成の制度を利用する事で活動の幅を広げフードバンクを必要とする方へ物品の提供をすることが出来ました。ありがとうございました。引き続きコロナ禍で支援を必要とする方々へ人と人がつながり合う優しさと思いを届ける為に事業展開をしてまいります。今後ともよろしくお願いします。
活動日数 212
支援対象者実人数 263
支援対象者延べ人数 442
参加ボランティア実人数 14
参加ボランティア延べ人数 22
本助成金による活動の成果
【活動の成果】◇助成金で冷凍庫を購入する事で、・旬のカット野菜をし保存出来る様になり、調理が難しい世帯へも生鮮食品の提供が出来る様になった。・生鮮食品の寄贈の申し入れもお断りする事なく、受け入れ必要な世帯へお届けする事が出来た。・冷凍保存する事で鮮度を保ち保存し提供できるようになった。◇助成金活用する事で、フードバンク利用の希望者にその日のうちに十分な量を渡す事ができた。・在庫を確保する事で必要な時に渡す事が出来た。◇通常寄贈頂いている品で対応しきれない、アレルギー対応の品等を購入し渡す事ができた。◇食料品を十分に確保出来た事でフードバンク利用を促す広報活動をより積極的に行う事が出来ました。◇広報の活動を通して、個人・団体だけでなく、子どもたち・村内企業からの寄贈にもつながった。
◇フードバンクを利用する方の声を広報として発信し寄贈する方と頂く方の気持ちを社協を介して繋げる事が出来ました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
【見えてきた課題】●コロナの影響で世帯収入が落ち込み、生活福祉資金の特例貸付の申請にきた世帯のフォロー ●フードバンクを利用してもおかしくない状況にありながら、フードバンクを利用する事を遠慮している世帯への周知 ●フードバンクに依存することなく、生活が安定する間利用である事の周知の必要性 ●コロナウイルス感染症の以前、共働きだった世帯は、課税世帯である事が多く支援や助成の対象から外れる事が多い事から、様々な支援の対象から外れてしまった世帯のフォロー 【今後の取り組み】○新型コロナウイルス感染症の影響が継続する間は、フードバンク提供に関する広報、声掛け活動を継続的に行っていきたい 〇フードバンクを利用する事を遠慮している世帯が気兼ねなく利用できるような体制作り 〇フードバンクに依存することなく生活出来る支援体制づくり 〇コロナ禍で経済的の困っている子育て世代等の支援として長期休みに入る前のフードバンク利用の呼びかけの強化
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.yomitan-syakyo.com/
