都道府県 熊本県
助成額 674,452円
活動開始日 2020/9/1
活動終了日 2021/3/31
助成金で行った活動の概要
・令和2年7月豪雨災害によって被災した、芦北町の山間部に住む住民のため生活用品と食品を配布する支援活動を、事業として成り立たせていくための仕組みづくりを行った。
・特に球磨川沿いの地区、吉尾・箙瀬・白石・海路地区を主に、区長はじめ民生員さん、区役さんなどと交流を深めながら、必要な支援活動について相談させてもらった。
・地区によってはほとんどの住民が仮設住宅やみなし仮設での生活、または他の市町村へ移り住んでいったため、空き家・解体待ちの住宅が多く、思った以上に御用聞き事業の必要性について、現時点では明確にならなかった。
・もともとこれらの地区においては、住民同士の支えあいが強いように感じます。地区を離れ住んでいる人たちとの繋がりが途切れないような交流を強く願ったいらっしゃいました。
・お互い声を掛け合い出来る手段として、私たちの事業が役にたった、役にたっているような気がします。
・御用聞きとして話をお聞きしていくと、寝る場所の確保、暑さ寒さの対策が多かったです。食べることについては、それまでにさまざまな支援品や支援活動があり、日常の食生活に困ることは少ないようなお話をなさいます。
・皆さんのお話をお聞きしながら感じたことは、御用聞きとは、注文を聞くというより、話を聴く、ということだと思いました。
・まず話を聴いて、その方その方、その地区地区に合わせた品物や人を調達することではないか、と思います。
・今回は、寝るところ、住宅に関するお話が多かったので、建物の専門家である建築士の方に同行していただき、御用聞きを行いました。
活動日数 43
支援対象者実人数 200
支援対象者延べ人数 8600
参加ボランティア実人数 10
参加ボランティア延べ人数 430
本助成金による活動の成果
・町民同士の助け合いということで報告書以外にも、相談・支援品の受け取りでいろんな町民の方とお話ができた。
・被災地ということで、さまざまな専門家も訪れていただき協力を仰ぐことができた。
・山間部の方の多くは、仮設やみなし仮設住宅にいらっしゃるため、そちらを訪問すると他の地区の町民ともお話を聞く機会を得られた。
・今回の事業は主に山間部の住民を対象に考えていたが、被災直後ということもあって、他の地区にも足を運ぶ機会を得られた。
・町内各地に生活再建に不自由な方か多いことを感じた。御用聞きの必要性とともに事業としての内容を改めて考える機会となった
・孤食にならない工夫、地区の住民との交流が不可欠であることがわかった。
・地区での交流には、食がキーワードになることを確認できた。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
・芦北町の山間部、特に球磨川流域の地区は、これから嵩上げなど住宅に関する問題があり、住民がどれくらい残るのか、御用聞きの事業として成り立つのか、不明な点がある。
・今回は、豪雨災害の被災者の多い球磨川流域の地区しか活動できなかった。芦北町の山間部には今回訪れることができなかった集落もある。
・山間部の地区・集落は、高齢者の世帯が多い。御用聞きの必要性はあるが事業として継続していくためには工夫が必要である。
・事業して専用の車が必要。経験者の話から数百万の資金を確保しなければならない。
・活動していた吉尾地区の小学校が今年度で廃校になるため、地区の住民と共に活用方法を見出す会議を行っている。
・町民同士の支えあいも大切だけれども、一つの社会問題として町外や専門の方に協力してもらい、新して御用聞きの仕組みを考えるきっかけができた。
・廃校を活用した御用聞きの拠点づくりをしていきたい。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%86%E3%82%89%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-104281061587557/