都道府県 埼玉県
助成額 500,000円
活動開始日 2020/9/1
活動終了日 2021/3/31
助成金で行った活動の概要
①毎週日曜日は予約制の思いやりスーパー(フードパントリー)を開催している。館内に陳列された食材を1人10点、無料でお持ち帰りいただく。コロナの影響で収入源となってしまった方々の予約を優先しているが、1か月半先まで予約がいっぱいになってしまっている。その他、緊急対応や配達の支援も行っている。体調を崩し、会場まで来られない方や、小さい子を抱えて出かけられない方もいる。新規の相談は随時受付、早めに支援できるように対応している。会場に来た子供たちはお菓子やジュースなどを選べるので楽しそうにしている。すべて無料であるので、ママやパパも安心して子供たちに選んでもらっている。スーパーには食材の他、手作りのお惣菜を1品プレゼントできるように用意している。たくさんいただいた野菜などを使ってのありあわせの調理品であるが、夕食が豪華になると喜んでいただいている。更に月1日は野外に特設会場を設けて賞味期限の近い商品の配布を呼びかけ、毎回20世帯くらいの参加がある。
②毎週:月曜日・木曜日・土曜日には家庭に何かしらの事情を抱える子供たちへのお弁当の支援を行う。毎回2~3人のボランティアで40食ほどのお弁当を調理する。もともとは、子供たちと顔を合わせながら調理を行っていたが、コロナの感染予防のために、現在は時間を分けての調理となっている。それでも、見慣れた子供たちの顔を思い浮かべながら、黙々と調理を行っている。メニューは寄付された食事などを見ながら、それぞれ担当したボランティアが考える。栄養のバランスや子供たちの好みを十分に考え、愛情を込めて調理する。配布は、学習支援の先生より手渡されるが、いつも笑顔があふれていると報告をいただいている。最近ではケンタッキー・フライド・チキンの寄付により炊き込みご飯など変わったメニューも登場している。また、子供たちだけではなく、自宅で待つお母さんやお父さんへのお土産のお弁当も用意されている。子供との会話が増えたなどの嬉しい感想を送ってくださる方もいる。
③緊急の生活困窮世帯の支援として、世帯ごとのミニ子ども食堂も行いながら、食糧の支援を行った。食材を渡されても食事の用意が十分にできない家庭に対しての対応となった。朝から何も食べていない子どもがおり、食事を目の前においしそうに食べる姿に心が痛むこともしばしばです・・・
活動日数 115
支援対象者実人数 221
支援対象者延べ人数 4065
参加ボランティア実人数 3
参加ボランティア延べ人数 336
本助成金による活動の成果
上記の活動を実施するためには先ずは会場が必要だった。コロナの感染拡大予防で地域では会場が使えなくなっており、拠点を探すことに苦労したと思う。しかし、ひまわり俱楽部の拠点(ひまわりの里)があったおかげで活動を止めることなく、更に拡大する形をとることができた。会場の維持には、家賃や光熱費が必須であり、収入源のない活動にはこれらを支払うことが最も大きな壁となっている。会場を借り続けられたことは一番の成果だと考えている。そして、不足した食材を購入して支援できたことは、コロナで収入が減ってしまった(離職となってしまった)方々の食生活の助けとなった。また、食材の提供時には近況の声かけをすることで気持ちも支えられたという声もいただいた。まだまだ支援は続き、困難な家庭を目の前に困惑することも多いですが、この助成金で得られた成果を無駄にすることなく頑張っていきます。私たちの活動を継続させていただきありがとうございました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
生活困窮や生きづらさを抱えた世帯への支援を継続してきたが、新型コロナウイルスの拡大によりその困難に拍車をかけたと感じている。派遣で働く方々や外国籍の方々などは大きくあおりを受けていた。また、今までは特に不自由を感じないで生活されていた飲食店や接骨院などを営む方々のニーズも増えていった。その家庭の中での子どものストレスも肌で感じる機会となっている。対応できる世帯数には限りが出てしまうが、今後もスーパー(フードパントリー)やお弁当による配食を継続していくことで少しでも気持ちが明るくなる時間となるように頑張っていきます。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://facebook.com/himawari.sayama/