地域の生活困窮者のための、フードシェア及び居場所づくり事業

団体名 フードバンクとっとり

都道府県 鳥取県

助成額 780,000円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2021/12/30

助成金で行った活動の概要
配送用自動車を活用し、食糧が入荷すると計画的に配分し、毎週日曜のフードシェアと登録個人への宅配、母子生活支援施設と児童自立援助ホームへの配達、こども食堂への提供を行いました。対象地域は鳥取県西部ですが、島根県や鳥取県中部や東部にも活動を広げることができました。14名のボランティアがそれぞれ、できる範囲で活動を支えました。折りたたみクーラーボックスは断熱材が入っており、車中の温度に影響されずに衛生的に保存ができるため、大変重宝致しました。Xmasケーキ50個提供いただき子育て家庭に配達しましたが、その際も役立ちました。大型保冷器がなければ、クリームが溶けかけてしまったり、不安になったりしたでしょう。消耗品も、衛生的に活動するためにありがたかったです。多くの方々から、感謝の声もいただけました。

活動日数 189

支援対象者実人数 600

支援対象者延べ人数 4,500

参加ボランティア実人数 14

参加ボランティア延べ人数 238

本助成金による活動の成果
助成金による活動の成果として、ガソリン代で十分な活動(食品の宅配や食品の引き取り)ができました。配送用自動車もほぼ毎日のように使い取り組みを広げることができました。配送用自動車にフードバンクの取り組みのマグネットシートを取り付けて配送したため、取り組みを知らない方々に、その取り組みの意義を伝えることができました。「どのような活動ですか?」とか「私にできることがありますか?」など声をかけられ、チラシをお渡しして、フードシェアに来ていただいたり、収穫された野菜を下さったりしたこともありました。折りたたみクーラーボックスは、衛生的に配達できたため、フードバンク活動の信頼が高まったと考えます。地元ケーブルテレビの「貧困をなくそう」やBSSで取り上げていただいたために、支援者が増えたり、協力企業から声がかかり有難かったと思います。フードパントリーの取り組みがしたいとか、フードバンクはどのように行ったらよいか等、相談を受けることも複数あったので、今後もこのような取り組みを地域に広げていきたいと思いました。ありがとうございました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
事業を行う中で見えてきた課題として、まずは、食品ロスの取り組みを知らない方が多いと感じました。次に、子育て世帯で、食糧が不足している世帯が多くおられました。その世帯は孤立して、誰にも相談できない実態があるとわかりました。食糧のみではなく、生活全般に困り感があることも知りました。特に、ひとり親世帯等厳しい状況の家庭に対しても、今回の助成金で活動を広げることができましたので、そこに繋がることができました。今後は、きめ細やかなサポートをするとともに、定期的な食糧支援ができるように考えています。また、子ども食堂への食糧支援に努めましたが、各子ども食堂で必要な支援物資が異なるために、さらに、ニーズの分析をしたいと思いました。農水省や企業等を通じて、例年の約2倍となる食糧を取り扱いましたが、賞味期限が1週間もなく、慌てて配達しなければならなかったり、人気のある商品とそうでないものがあり、取り扱いのなかでフードロスがでないよう苦労しました。そのような食糧はレシピとともに、お渡しして、美味しく食べていただけるよう工夫しました。今後も、母子会と連携を深めて、特にひとり親家庭の食卓が豊かになり、子どもたちの笑顔が増えるよう取り組みを進めていきたいと思っています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://hiroeit0729.wixsite.com/foodbanktottori



寄付してくれた人へのメッセージ
多くの皆様の温かいご支援ご協力のおかげで、活動ができましたこと心から感謝申し上げます。多くのお困りのご家庭や子どもたちの生活の支えとなることができました。今後も、この活動を継続し、食品ロスの削減に取り組み、その食糧を生活に困り感のある家庭に届け、「誰ひとり取り残さない社会の実現」に向けて頑張って参ります。本当にありがとうございました。