生活困窮世帯のための食糧等支援活動

団体名 行田市社会福祉協議会

都道府県 埼玉県

助成額 612,556円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2021/12/28

助成金で行った活動の概要
 フードバンク活動(個別対応)新型コロナの影響を受け、減収・失業した方への相談支援とあわせて実施。生活保護や特例貸付けを申請したのち、入金されるまでのつなぎとして食糧を提供。緊急的な支援として、実施期間を設けず常時対応。 ライフ&フードドライブ活動生活困窮者への支援に活用にするため、市民や企業の皆さまから食品や日用品を寄贈いただく活動を実施。社協窓口で常時受付をしつつ、募集強化としてのイベントを6月・9月・11月にそれぞれ1週間ほどの期間で実施。また、これまでは社協単独で実施していたが、子ども食堂や行田市と共催でフードドライブを実施。市役所での出張受付は市職員も受付業務に参加した。 ライフ&フードパントリー活動(配付会)生活困窮者への支援として、毎月下旬に配布会を開催。お米を始め、レトルト食品や乾麺インスタントラーメンなどの食品とトイレットペーパーや洗濯洗剤などの日用品を配付した。また、市内農家の協力のもと、フードパントリー開催日に合わせ野菜を提供していただき、野菜の配付も実施。そのほか、「生理の貧困」に対応するため、ライフ&フードドライブで集まった生理用品の配付も併せて実施した。クリスマスには、子どもがいる世帯へお菓子の詰め合わせも配付した。

活動日数 193

支援対象者実人数 192

支援対象者延べ人数 777

本助成金による活動の成果
食糧支援を行うにあたり、フードドライブだけでは集まりにくい食品や不足する食品を助成金を活用し購入。毎月フードパントリーを開催することができ、新型コロナ特例貸付が終了した方への継続的な支援にもつながった。ガスコンロや電子レンジが無くても食べられる食品、調理工程が少なく手軽に食べられる食品を安定して提供できるようになり、相談者の個別的事情に応じた食糧支援も可能となった。また、台車や折りたたみコンテナなどの必要な資材を購入し、活動規模を拡大できた。市役所とタイアップしたことで一般市民への周知につながり、協力の輪が広がっている。企業や農家の方がフードドライブ活動に協力してくれる機会も増え、地域福祉の推進につながっていると感じる。以下、活動実績。フードバンク(個別対応) 98人フードパントリー(配布会)332世帯(724人)ライフ&フードドライブ(寄贈数) 食品3,009点 日用品2,832点 計5,841点

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
新型コロナ禍が長期化している現在、食糧支援の必要性がさらに高まっており、支援の回数も非常に増えている。そのため、来年度も引き続きフードドライブ活動の規模拡大を計画しており、市役所での出張受付など、市民のみなさまが食品等の寄贈に協力しやすい環境をつくりつつ、行政とも連携して活動していきたい。ただ、より多くの食品が集まれば、その分保管するスペースも必要となる。今回の助成金で折りたたみコンテナを追加購入したりしているが、保管スペースの確保が課題となっている。また、毎月フードパントリーを開催しているということで、お米の寄贈も増えているが、夏季のお米の保管環境が整っておらず、その点も悩んでいる。さらに、新型コロナウィルスの影響で相談支援件数も増えている。フードドライブ・フードパントリ―の両方を規模拡大をするには人手が足らず、人員の確保が課題となっている。活動を大きくしていく上では、その都度さまざまな課題が出てくるが、現在、市内の子ども食堂の多くが、フードパントリー活動を実施し始めている。各子ども食堂と社会福祉協議会のネットワークを作り、連携を強化することで、協力しながら補っていきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://www.gyodashakyo.or.jp/shakyodayori/160.pdf
https://www.facebook.com/gyodashakyo



寄付してくれた人へのメッセージ
長期化している新型コロナ禍の影響で、生活にお困りの方が多くいらっしゃいます。本助成金を活用できたおかげで、食糧支援に必要な資材の購入・不足する食品の購入ができました。食糧を受け取った方からは、「毎日ギリギリの生活をしているので本当に助かります。」など、切実な声が届いています。寄付いただいた皆さま、誠にありがとうございました。