都道府県 栃木県
助成額 669,577円
活動開始日 2021/9/1
活動終了日 2021/12/31
助成金で行った活動の概要
活動地域(宇都宮市) の孤立し問題を抱えたひとり親家庭を対象にSNS等で繋がり、「宮っ子だいじ便」で月1回、食材や日用品を周囲にわからぬよう無償で届け、その家庭が抱える問題に寄り添いワンストップで問題を解決していく24時間365日対応のアウトリーチ支援活動を実施しました。また、24時間365日対応で、LINE公式アカウントを活用したLINE相談も実施しました。緊急に訪問しての対応が必要な家庭には、緊急支援活動を実施しました。各家庭が抱える問題の解決は時間を要する案件が多いため、引き続き各家庭に寄り添ってサポートしてまいります。他の民間支援団体や、行政機関からの要支援のひとり親家庭の紹介もあり、各関係機関と連携してサポートを実施しました。「宮っ子だいじ便」利用者のべ168世帯、448名に食材や日用品、衛生用品の支援を行いました。
活動日数 122
支援対象者実人数 112
支援対象者延べ人数 448
参加ボランティア実人数 5
参加ボランティア延べ人数 20
本助成金による活動の成果
自らSOSを発信できない問題を抱えた孤立した家庭に、こちらから手を差し伸べるアウトリーチ支援活動が必要不可欠と捉え、事業を実施しました。本事業を実施したことにより、社会から孤立し、生活に困窮した親子が私たちと繋がり、それぞれが抱える問題をワンストップで共に解決したことにより、物質的・精神的安定感を得られ、生活の質の改善による心身ともに充実した生活を取り戻し、子どもの健全育成、児童虐待防止に繋がる効果が得られたと考えます。各家庭とは日常的にLINE公式アカウントで繋がっているため、ちょっとした相談事などにも活用いただき、孤立していたひとり親家庭の方々には、「だいじょうぶ、ひとりじゃない」という安心感を提供できたと考えます。24時間365日対応のLINE相談にも、多くの相談を受け、中には深刻な相談もあり、緊急支援としてすぐに訪問するなどの対応により、よりきめ細やかな支援が実施できたと思います。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
孤立を深めたひとり親家庭、必要な支援が届いていないひとり親家庭と繋がるため、SNSの活用、行政機関や他団体との連携、地域の民生委員、公共施設やスーパーなどへのチラシの掲出、市の情報誌へのチラシ掲出など、あらゆる手段で対象家庭にリーチして行き、対象家庭と繋がる事ができましたが、まだまだ支援の情報が届かず、孤立したひとり親家庭が多く存在しているものと推測します。支援の情報が届いていても、心理的な障壁や物理的な障害により、自らSOSを発信することに躊躇しているひとり親家庭も多く存在すると考えます。支援を受けることに躊躇することなく、周囲の眼差しを気にすることなく支援要請ができるよう、私たちも利用申し込みチラシの工夫や、申請主義的な支援の申し込みではなく、LINEを活用し、お届けする支援もアウトリーチの手法により、周囲にわからない状況で行うなど、要支援者側の視点にたった活動を実施してまいりました。しかしながら、情報の周知には一考の余地があり、支援が必要とされる対象家庭にいかにリーチしていくかが今後の課題となります。支援を実施する側としても、食材等の安定供給や活動費用などのため、財政基盤をしっかりしたものにしていく必要を日々感じております。団体の活動に共感いただける企業や個人の方々を増やすためにも、一人でも多くの対象家庭に適切な支援を提供し、積極的な活動を実施していきたいと考えます。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/copandaoyapanda/
https://miya-man.com/company/pandanoshippo/
寄付してくれた人へのメッセージ
寄付を頂きました皆様に心より感謝申し上げます。本助成の期間、支援が必要な方々に適切な支援を届ける事ができました。全体的に有意義な活動が行えたのも寄付してくださった皆様のおかげです。引き続き、有機的な活動を積極的に行なってまいります。ありがとうございました。