都道府県 山形県
助成額 620,000円
活動開始日 2021/9/6
活動終了日 2021/12/28
助成金で行った活動の概要
①長期的に食品を備蓄するための冷蔵・冷凍庫の購入 ②ひとり親世帯等を対象とした宅食の実証実験 ③個別提供だけでなく地域活動(団体)での活用が図れるようにするための基盤づくり ④住民・企業等向けにフードバンクの普及活動 ⑤歳末たすけあい運動を通じ関係機関等に対しフードバンクの宣伝を行う活動 ⑥在庫管理システム「zaico」の導入
活動日数 54
支援対象者実人数 30
支援対象者延べ人数 45
参加ボランティア実人数 36
参加ボランティア延べ人数 36
本助成金による活動の成果
①冷蔵・冷凍庫の購入により長期間ストックできる環境が整備されたため、お米中心の食品提供から冷凍品等の提供も併せて行うことによって事業の充実を図ることが出来ました。②ひとり親世帯等を対象に宅配型による提供をきっかけとして、相談につながるケースも出きており今後の支援のあり方についてNPO団体と情報の共有が図られた。③食品を適正管理し、廃棄が出ないように調整給付するための在庫管理システム「zaico」を導入しデータベース化したことによって品質管理の向上と事務の効率化が図られた。④普及・広報活動を通じ、管内企業団体から多くの寄付の提供を受けることにつながり、また、民生委員や支援団体の方々の理解が深まった。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
①フードバンクは利用対象者からの申し出を待つのではなく、さりげなく誘導することが大切であり、恥じらいを感じさせないための配慮や工夫が大切である。利用を押し売りするのではなく気兼ねなく利用できる環境づくりとしてイベント型の取り組みも考えられる。②困っている人誰にでも提供できる活動をモットーとしていくためには、事務負担の軽減を含め申請書省略型への移行も検討課題のひとつである。③寄付の協力を受ける立場として日用雑貨や衣類も含め受け入れることが適当かについて条件整備が必要となっている。④在庫がパンク状態になる前に、例えば子育て世帯を対象とした振る舞い型のイベント開催等で食品の期限切れや廃棄を無くす取り組みも必要である。⑤ひとり親世帯等や平日のうちに社協に連絡できない方に対し、サテライト型の提供の場(ファミリーサポートセンター)があれば効果的である。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://iide-shakyo.jp/log/?l=509559
寄付してくれた人へのメッセージ
新型コロナウイルス感染症の影響により、休業や短時間勤務を余儀なくされた方・学校が休校になり、仕事を休まざるを得なかったひとり親世帯の方・原油価格の高騰や天候不順により利益が出なかった専業農家の方など、今年はたくさんの方がフードバンクを利用された年でした。涙を浮かべながら”助かりました”と受け取られた方もいて、本事業の重要性を改めて感じることができました。町内には「助けて」と声をあげられない困窮者の方がまだいるはずです。これからも、気兼ねなく利用できるような工夫をしながら活動していきたいと思います。寄付していただいた皆さまに心から感謝いたします。ありがとうございました。