都道府県 三重県
助成額 730,000円
活動開始日 2021/7/1
活動終了日 2021/12/30
助成金で行った活動の概要
市内もしくは近郊に住む一人親家庭を中心とした子育て家庭に対して、食料品や日用品の無償提供を行いました。多様な家庭状況やニーズに対応できるよう、配布場所、配布時間、配布方式を複数用意し、より多くの必要家庭に繋がりました。食品を渡すだけでなく困りごとの根本解決に繋がるよう、社会福祉士等の専門家にご協力をいただき配布会場で相談ブースも設けました。メールやLINEでの相談にも対応し、相談員が不在の時間帯や会場でも相談受付ができるようにしました。◆食品配布は、下記3種類の方法により実施【A:対面型会場(土日開催)】相談員が常駐する会場にて食品配布。その場で個別相談も可能。(市内1ヶ所)【B:セルフ型会場(平日開催)】公共施設や社会福祉事務所等で実施。会館の開場時間内で好きな時間に受け取れる。会館内にある福祉相談窓口に相談可能。(市内3ヶ所)【C:無人型会場(夜間)】施錠されたボックス等での受け取り。夜間も利用可能。(市内1ヶ所)メールやLINEでの相談も受け付けた。
活動日数 34
支援対象者実人数 535
支援対象者延べ人数 2,122
参加ボランティア実人数 36
参加ボランティア延べ人数 84
本助成金による活動の成果
◆配布場所、配布時間、配布方式を複数用意することで、多様な家庭のニーズに対応して、より多くの必要家庭に繋がることができるようになった。これまで食品配布会をする中で、「配布日と都合が合わない」、「仕事があってその曜日は行けない」、「終業時刻が遅くて時間に間に合わない」、「交通手段がなくて会場に行けない」、「人目が気になって会場に行けない」といった理由で、支援を受けたくても受けられない家庭が多くあった。そこで、配布場所を市内5箇所に増やして近くの場所で受け取れるように、日にちを選択して好きなタイミングで受け取れるように、夜間の受け取りボックスを設けて夜でも受け取れるように、無人の受け取りボックスで人目を気にせずに受け取れるように、など様々な配布場所、配布時間、配布方式を用意することで今まで支援を届けられなかった家庭に支援を届けることができた。利用者アンケートでは全ての利用者が次回もまた利用したいと回答し、ニーズにマッチした取組であったと実感した。◆社会福祉協議会との連携により、食の支援と相談支援を相互に利用できるようになり、より手厚い支援が提供できるようになった。◆活動を通して地域の多くの人たちに関心を持っていただけ、ボランティアさんや寄付者さん等の協力者も増えました。今後の活動の原動力になっていくと思います。◆本助成金により食品の購入や保管運送の費用が確保できたことで毎月安定した運営が可能になり、多くの必要家庭に計画的で効果的に支援が届けられた。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
相談窓口や利用者アンケートには多くの困りごとやSOSの声が寄せられた。コロナの影響はまだまだ長引く恐れもあり、継続した支援が必要とされていると思います。今後も、この事業で得られたノウハウや関係機関との連携等を活用し、継続した支援を実施していきたいと思います。また、より深刻な困難を抱える家庭も増えていますので、食以外の支援の充実も求められています。専門家や関係機関との連携をより深め、より幅広い支援を届けられるようにしていきたいと思います。そして、活動を継続していくために、ボランティアさんや寄付者など、より多くの協力者を増やしていくことも大事になってくると思います。多くの必要家庭と繋がることができましたが、支援を継続していくためには食品の用意や保管場所の確保など多くの資金と人でが必要です。広報や地域課題の啓発にも力を入れて、多くの方が地域課題に関わっていただけるようにしていければと思います。また、この活動で得られたノウハウを他団体にも提供し、支援の輪を広げていきたいと考えています。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://ja-jp.facebook.com/taiyounoie2015
https://www.facebook.com/taiyounoie2015/posts/2075127809321178
寄付してくれた人へのメッセージ
この度は皆さまからご寄付金を賜りまして、誠に有難うございました。温かいご支援にスタッフ一同心より厚く御礼申し上げます。 長く続くコロナ渦で、厳しい状況の子育て家庭がますます増えています。私たちのところにも、支援を求める声が日々届いています。私たちはその声を聞きつつ、今できることを考え活動してまいりました。食品をお渡しするだけではなく、困り事の根本解決に繋がるよう、社会福祉士等の専門家にも御協力頂き相談ブースを設けたり、メールやLINEでの相談にも対応し少しでも子育て家庭の力になれるように取り組んでいます。誰もが苦しい状況ではありますが、とりわけ声をあげることの難しい子ども達が少しでも安心して生活を送れるよう、今後も活動してまいります。この度は誠にありがとうございました。今後もお力添えのほど宜しくお願い申し上げます。