都道府県 埼玉県
助成額 732,409円
活動開始日 2023/4/22
活動終了日 2024/3/31
助成金で行った活動の概要
児童扶養手当受給のひとり親世帯等を対象としたフードパントリーを入間市内各地でおこないました。2023年4月22日向原地地区パントリー。5月20日宮寺・二本木地区パントリー。6月17日フードパントリー茶いるど(入間市全地域対象)。7月22日豊岡・藤沢地区パントリー。8月19日フードパントリー茶いるど。9月16日西武・金子・東金子・宮寺・二本木地区パントリー。10月21日フードパントリー茶いるど。11月18日豊岡・藤沢地区パントリー。12月16日フードパントリー茶いるど。2月17日フードパントリー茶いるど。3月16日地区合同パントリーと計11回おこないました。12月には本を絵本から小説まで400冊ほど用意してお渡ししました。お母さん達も本は高くて購入できないのでとても有り難いですとおっしゃっていました。12月のパントリーでは入間ロータリークラブさんがお菓子の詰め合わせを沢山用意して利用者の子ども達にプレゼントされていました。このように多くの団体組織さんが協力してフードパントリー活動を支援してくれるようになりました。また市内の6校中学生が市内全域を対象にするフードパントリー茶いるどの時は25名から30名の中学生がボランティアとしてお手伝いしてくれています。23年度は6回のパントリーで163名がボランティアとして参加してくれました。8月6日にはパントリー利用のひとり親世帯のこども達対象にブルーベリー狩りを体験してもらうイベントを入間ブルーベリー園さまの協力を得て開くことが出来ました。
活動日数 11日
支援対象者実人数 1,321人
支援対象者延べ人数 3,964人
参加ボランティア実人数 183人
参加ボランティア延べ人数 446人
本助成金による活動の成果
日本における7人に1人といわれている見えない貧困(相対的貧困)が2023年度にはより一層大変になってきて増えてきました。その方々について支援ができました。今年度は助成金でお米の冷蔵庫を購入しました。お米の入荷量が6.25トンありました。冷蔵庫のおかげお米の管理ができました。2023年のフードパントリーの利用者は1285世帯3964人(子どもの人数は2269人と過去最高で、パントリーも 2月には193世帯573人(子ども302人)の利用数と過去最高になりました。入間市内でフードバンクいるまの利用者さんからもお礼をメールや声をいただきました。 ①普段必要な物を沢山頂いてうれしく思います。自分勝手で母子家庭になり結局生活して行くのが精一杯の中、とても助かっています。有り難うございます。②お米やパン等本当に助かります。子どもの食べられる物があってとても助かります。③グミいっぱいで嬉しいこれ僕の好きなやつ。等の声がありました。ここにきて利用する方も増えてきた。そしていろいろな方に活動を知られるようになった。入間市のロータリークラブ、南ロータリークラブ、商工会、工業会など多くの団体会社がフードバンクいるまを応援してくれるようになりました。医療法人や、自治会で毎月寄附をくださるところも増えてきました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
(1) SDGsの取り組み。以前からSDGsを意識して17項目のうちの6項目に取り組んできました。①貧困をなくそう ②飢餓をゼロに ③すべての人に健康と福祉を ④住み続けられるまちづくりを ⑤つくる責任つかう責任 ⑥パートナーシップで目標を達成しよう この6項目に取り組むことで、「食品ロス削減・貧困問題へ取り組み」、「誰一人取り残さない地域共生社会実現」を目指している2022年に県内で3番目のSDGs未来都市に入間市が選定されました。2024年度にSDGs達成にむけて入間市と共に取り組む「入間市SDGsパートナー」としてフードバンクいるまは「貧困をなくそう」を中心に活動していきます。(2)活動資金について2023年は、助成金は1861千円だったが2024年度予算では1040千円(前年比56.4 %)としました。また、寄付金等は1382千円に増やしました。会員費は正会員70 人、法人会員45社を獲得する事で活動資金を獲得し、助成金に頼らない運営を目指していきます。(3)組織として担当役割を明確化します。最近ボランティアさんが増えてきました。その方々にフードバンクいるまの活動内容と理念をきちんと理解してもらい、フードバンク活動に役割を担って参加していただく。(4)地域の会社、団体に、フードバンク活動を知ってもらい、食を通してのセーフティーネットワークを構築するために、渉外担当等が積極的に訪問し働きかけます。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://www.maroon.dti.ne.jp/foodbankiruma/
寄付してくれた人へのメッセージ
コープみらい組合員の皆様、2023年度の助成金をいただきましてありがとうございます。助成金を組織の強化、倉庫の消耗品費や光熱費等に活用させていただきました。2023年は昨年以上に生活に困窮した人が増えました。フードパントリー活動を通して、2269人の子どもたちを支援することが出来ました。7人の子どもが相対的貧困になっている本当に目に見えない貧困です。本が買えない、給食がないと1日1食で過ごさなければならない子どもたちがいます。児童扶養手当を受給している世帯のひとり親たちは働いているのです。働いているのに生活が苦しい、それが今の日本の姿です。フードバンクいるまのフードパントリー活動は本当に微力ながら、そのような方々を支援しております。助成金ありがとうございます。