都道府県 千葉県
助成額 330,000円
活動開始日 2023/4/15
活動終了日 2024/3/16
助成金で行った活動の概要
月2回の子ども食堂を開催。第三土曜日、 放課後水曜日(学校が半日で終わる日)を基本として活動を行いました。土曜日の活動では近隣の大学のボランティアサークルの学生さんと先生が来てくださり、食事が終わったら、一緒に工作を楽しんだり、外遊びをしたり子ども達はとても喜んでいました。食事の内容はバランスの良い献立になるよう工夫をし、嫌いな食べ物でも残さず完食する子もいたりと大人数で食べる喜びなど感じてもらうことができました。助成金があることで1汁3菜を目標に献立を作ることができました。また、季節ごとに楽しんでもらえるイベントを企画しました。夏には近隣の団地夏祭りに保護者、子ども達も一緒になり、子ども食堂のアピールも兼ねてお店を出店しました。子ども達はゲーム係をやり、普段は売る側にはなれないので張り切って売り子をやっていました。夏休みの特別企画としてBBQを開催しました。貧困世帯や母子家庭が多い地区で、普段家庭ではできないとのことでとても喜んでいただけました。秋にはハロウィンパーティーを開催し、子ども達が仮装し、お菓子を配ったりゲームをして楽しみました。冬のクリスマス会では、サンタクロースからお菓子のプレゼントを配りました。
その後はビンゴゲーム大会をして盛り上がりました。コロナやインフルエンザが流行る中での開催でしたが、感染対策をしながら活動していきました。水曜日の放課後では、主に工作、お菓子作り教室、ゲームなどして放課後を楽しみました。学校が半日なので夕飯までの間のおやつ提供をしました。ホットケーキ作り、たこ焼き、パフェ、おにぎりなど子ども達が楽しめる内容となりました。水曜日の子ども食堂では、子ども達でリーダーを決め、企画を考え子どもが主となりルール決めなどもして活動しました。
活動日数 27日
支援対象者実人数 26人
支援対象者延べ人数 492人
参加ボランティア実人数 8人
参加ボランティア延べ人数 84人
本助成金による活動の成果
一番大きかったことは、やはり人件費でした。「子ども・子育て支援助成」の助成金により人件費の確保がなされたこと、食材費の確保ができたことがとても助かりました。スタッフを正規雇用することで確実に食堂開催日に来てくださり、子ども達の支援に繋がりました。また、食材費の確保もでき、毎月子ども達に手作りご飯を提供することができました。1汁3菜を目標としていましたので、栄養、ボリュームあるメニューにすることができました。また、限定30食としていましたが、親子で来ていただく世帯も多いのでお断りせずに多めに提供することができました。当団体の地区は八千代市のなかでも貧困世帯、母子家庭世帯が多く、また、仕事の帰りが遅いということもありなかなかご家庭では作らないようなメニューだったという感想をいただきました。食堂を立ち上げて3年が経ちましたが、コロナ過ということもあり思うように定着しなかったのですが様々なご支援と助成金とで安定して子ども食堂の運営ができました。現在は私たちの団体の活動が地域の方に知れ渡り、なくてはならない存在になったとの声も聞こえてきています。近隣のこども園さんと協力してスタンプラリーを開催して地域の活性化ににも繋がりました。今回の「子ども・子育て支援助成」の助成金で人材確保、食材確保に繋がり継続して子ども達の支援ができました。八千代市社会福祉協議会の方とも連携を図り、「地域の子ども達を取り残さない、地域で子どもを育てていく」ことができました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
子ども食堂を運営していく中で強く感じたことは、この活動を長く継続して運営して行かなければならないということです。毎年新しい顔の子どもが利用してくれるので、その子たちのためにも我々は安定した運営をしていく必要があると思いました。そのためにはやはり、コープみらいさんのような助成金が必要であり、周りからの援助が不可欠だと思います。しかしながら子ども食堂に対して抵抗がある家庭もあります。その中には本当に支援が必要な家庭もあります。子どもから子どもへ口コミがあり、申込書を保護者に書いて持ってきてと伝えてもやはり抵抗があるのか利用を控えてしまっているご家庭もあります。昨今全国的に子ども食堂に対して取りざたされていますが、まだまだ子ども食堂の在り方が広く伝わっていなくて、本当に必要な家庭に手が差し伸べられていないことも事実あります。ですので、現在は広く子ども食堂の活動を知ってもらうため、制限なしに受け入れをしています。限定的に、母子世帯や貧困世帯などにしてしまうとさらに利用を控えてしまうからです。誰でも利用ができ、そして子ども食堂の存在を知ってもらい、親も子どもも安心して過ごせる場所にしたいと我々は思っています。そのためには冒頭でも書いたように「長く継続していくこと」が必要であり、子ども食堂を立ち上げた使命だと思います。今後の取り組みとしては、私たちの地域にもっと子ども食堂を浸透させ、誰でも気軽に利用できる食堂にしていけるようボランティアさんを増やしたり、また正規雇用をすることで運営に関りをもってより良い活動にしていけるよう知恵を集め未来ある子ども達の支援に努めていきたいと思っています。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011691949384
寄付してくれた人へのメッセージ
この度の助成に出資していただいたコープみらいの組合の皆様、まことにありがとうございます。皆様からの支援金は大切に使わせていただき、子ども達に何をしてあげられるか、スタッフで考え、より良い活動にしていけるようがんばっていきたいと思います。今後も皆様のお力をお借りしながら、未来ある子ども達を分け隔てなく育てていけるようご協力をお願いいたします。