「赤い羽根福祉基金」2024年度助成先団体交流会を開催しました

中央共同募金会「赤い羽根福祉基金」2024年度の助成先団体が、他団体や担当職員とのつながりを深め、活動において抱える悩みや想いを共有できる関係性を構築するきっかけを生み出すことを目的として、2025年1月16日(木)に「支援対象者への向き合い方について」をテーマとしたオンライン交流会を開催し、今年度助成決定した27団体38名にご参加いただきました。

まず話題提供として、特定非営利活動法人 抱樸の山田 耕司 常務理事より、赤い羽根福祉基金の助成事業である「十分な社会的スキルを得ないまま『高校卒業』する若者たちへの支援」を通じた若者の伴走支援のあり方等についてお話いただきました。
山田さんの報告では、活動を継続していくなかで支援対象者が増加することに対し、「終わりがない支援」としてプレッシャーに感じるのではなく、「関わりを切らない支援」として対象者が困った時にいつでも頼れる関係を続けていくことや、一つの課題を一つの団体が抱え込むのではなく地域や社会にもつながって支援していくことの重要性についてお話しいただきました。

参加者からは、「支援を続けていくと支援対象者が増えていき、求められることも増えるが、支援の範囲をどのように見極めていけばよいか」「若者との信頼関係をどのように構築すればよいか」「行政や教育機関との連携をどのように行うか」などの質問や相談があり、参加団体の事例も交えて参加者全体で活発な意見交換が行われました。

今回のオンライン交流会を通じて、「今後個別にもつながりたい」「一度視察に行きたい」といった声もあり、さらなる交流を深める場となりました。

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