食品ロスを減らすために廃棄される前の食品を集め、食べることにも困っている家庭や福祉関係の施設に食品を届ける活動

団体名 フードバンクはりま

都道府県 兵庫県

助成額 3,000,000

活動開始日 2020/3/1

活動終了日 2020/12/31

助成金で行った活動の概要
1.食品集めの活動 コロナウイルスの影響で食べることも困難となっている家庭が増えた。 そんな中、すべてのイベントがキャンセルとなり、フードドライブイベント(食品集め)ができなかったため食品集めに苦慮した。 この緊急事態を乗り切るために姫路市とコラボをして、市役所に来る市民に食品を寄付してもらうイベントを4月に開催した。結果として1445kg集めることができた。 新聞やNHKテレビで現在の活動状況を告知していただいたことで一般市民からの食品寄付が増えた。 2.食品配達活動 近隣自治体の各窓口から緊急支援要請が入り、困窮者へ食品を届けた。月に約50世帯。 個別の定期支援先30世帯に月2回の支援を行った。 児童養護施設、乳児院、母子家庭支援施設等の施設へ定期的に食品を届けた。 子ども食堂は、この期間自粛しているところがほとんどであったが、一部、弁当配りやフードパントリーを行ているところがあったため食品提供をした。

活動日数 306

支援対象者実人数 536

支援対象者延べ人数 890

参加ボランティア実人数 25

参加ボランティア延べ人数 160

本助成金による活動の成果
旧倉庫は、狭かったため収納できる食品に限りがあり受け付ける食品寄付に制限があった。 そのため、支援できる困窮者数にも制限があった。 助成金を利用し、新倉庫を建てることができたため、以前に比べ収納できる食品量が3倍以上となった。 そのため、支援できる家庭も増やすことができた。 食品を多く収納できるようになっただけでなく、食品の見える化が図れ、倉庫内での食品ロスも極力なくすことができることとなった。また、動きやすい動線が確保でき作業効率が上がった。 広くなったことにより、大型冷蔵庫と大型冷凍庫を設置することができ、冷蔵食品や冷凍食品の取扱いができるようになり、生活困窮者に届ける食品の幅が持てるようになった。 食品だけでなく、日用品も保管でき、より困窮者の支援ができるようになった

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
課題 大型冷蔵庫、大型冷凍庫の電気代等の維持費が今まで以上となり、運営費を捻出することの努力が必要となる。 取り扱う食品が多くなったことで、ボランティアが今まで以上に集めなくてはいけない。 取り組み 費用を捻出するために、会員増強、寄付金集めの努力をする。 活動の告知を様々な方法で行う。 SNS,ホームページ、報道媒体へのイベント等の取材依頼、講演活動等 ボランティア集めは、現在、申し出が増えつつある。徐々にボランティアを増やしていく。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://foodbankharima.org/news/post/202101131321/