都道府県 福島県
助成額 810,000
活動開始日 2020/7/1
活動終了日 2020/8/31
助成金で行った活動の概要
喜多方市社会福祉協議会 喜多方市生活サポートセンターでは平成27年4月から自立相談支援機関を市より受託し、喜多方市内に居住する生活困窮者等が、緊急的かつ一時的に食料等が確保ず、生命が脅かされるなどの事態が想定される場合に、食料を給付することにより、生活再建に向けた支援を行うことを目的としてフードバンク事業を運営しております。
協定を締結しているフードバンク品提供団体のほか、地元スーパーやフィットネスクラブでフードドライブ活動により集まった食料品を寄付いただき、生活にお困りの方々へ提供させていただいております。
実際の活動では、下記の活動期間において、喜多方市生活サポートセンター(自立相談支援機関)の支援対象者として申込があり、相談支援にあたっている世帯のほか、市役所(社会福祉課、こども課、保健課等)で関わりのある世帯で、緊急的かつ一時的に食料支援が必要と認められる方々に食料を提供いたしました。
また、市内の機関、グループ等が行う生活に困窮している方(世帯)を主対象とした事業へもフードバンク品を提供したほか、喜多方市内の子ども食堂2か所、子どもの居場所「れんが」に対しても提供を行いました。
その他、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により失業や休業等で収入が減少し、生活福祉資金の特例貸付相談や住居確保給付金の相談等に来られた方(世帯)へ状況に合わせてフードバンク品を提供しています。
今回のコロナ禍によりフードバンク事業を運営してから過去にないほど提供回数も増えている現状があります。(8月末時点で延べ提供件数がH29年度 39件、H30年度 47件、R1年度 60件、R2年度71件)
今後とも食料品の提供により、少しでも生活基盤の確保に繋がればと思っております。
活動日数 61
支援対象者実人数 15
支援対象者延べ人数 21
本助成金による活動の成果
・食品を管理するための棚、コンテナを購入したことで、賞味期限ごと、食材の種類ごとの分類がさらにしやすくなり、賞味期限前に食材を無駄にすることなく対象世帯へ提供することができました。
・冷凍・冷蔵庫の購入により冷蔵・冷凍食品の保管が可能となった為、冷凍食品を購入しました。今までは常温で保存できる食品のみの提供でしたが、提供できる食材の種類が増えたことで世帯状況等に合わせた支援が可能となりました。
・普段から缶詰やレトルト食品等のおかずになるものの需要が非常に高く、在庫が不足気味でした。今回、缶詰、レトルト食品、冷凍食品等のおかずになるものを購入できたことにより、支援が必要な方への提供が可能となりました。また、今回の助成を受けて、従来は寄付に頼っていた食材を購入することで、必要な食材を安定的にお渡しすることができるようになっています。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
喜多方市内でも新型コロナウイルスの感染者が増えており、先の見えない状況が続いております。緊急事態宣言の解除後、経済活動も再開されることとなりましたが、景気の回復にはまだまだ時間がかかることが予想され、今後も中長期的に生活を圧迫しフードバンクの需要が高まることが想定されます。上記に対し、本会の支援対象者(世帯)や市で関わりのある世帯の他、市内の機関、グループ等が行う生活に困窮している方(世帯)を主対象とした事業(市内の子ども食堂2ヵ所と「れんが」等)、日常生活において食料支援が必要と認める世帯等を対象とし、生活再建へ向け緊急的かつ一時的な食料の提供をこれまで通り継続する予定です。 また、新型コロナウイルスの影響により失業、減収された方向けの生活福祉資金特例貸付の相談受付も年末まで延長されました。相談にいらっしゃった方々の生活状況をお聞きし、各世帯の実情に応じてフードバンク品の提供をしていければと考えております。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://www.kitakata-shakyo.or.jp/news/1757/