フードパントリー、子ども食堂、困窮世帯への食材提供活動

団体名 医療生協さいたま生活協同組合 老人保健施設みぬま

都道府県 埼玉県

助成額 222,923

活動開始日 2020/3/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
①月~金曜日の日中の時間帯に、老人保健施設みぬま内に置いてフードドライブを実施し、事前に連絡をいただき食材をお渡ししています。こちらには、隣接する病院からの紹介で来られる方が多くいます。病気を抱えている方、外国人の方、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた失職、減収された方々で、リピーターの方もいます。  リピーターの方を中心に、相談機能をさせて頂けるよう事前に連絡いただき、必要な食材やその他の要望を聞き取るようにし、利用できる制度の案内を行っています。 ②6月28日に同施設敷地内でフードパントリーを実施しました。  川口市の子育て相談課や保健ステーション、地域の民生員、町内会で回覧板にのせていただくなど呼びかけました。周知した結果、子育て世代の方(20~30代)が多くその他外国人の方なども見えました。  食材を受け取られた方たちの中には、衣服の購入も困難なご家庭も多かったため、地域の方や職員から衣類の提供も求め、食材と一緒に渡しています。  このフードパントリーでは、医師・看護職による健康相談と社会福祉士が生活相談に対応しました。  その後、常設のフードパントリーで食材をお渡しする活動と毎月最終土曜日にもフードパントリーを開催しています。 ③6月購入した培養土、プランターでサツマイモを育てています。秋の収穫をパントリー利用の親子で楽しみたいと企画予定しています。

活動日数 141

支援対象者実人数 141

支援対象者延べ人数 464

参加ボランティア実人数 46

参加ボランティア延べ人数 81

本助成金による活動の成果
 食材の購入費用として活用させていただき、安定的に食材をフードパントリーに供給することができ、日常的にフードドライブを実施・継続することができました。また、食材の提供をきっかけに相談にのることができました。 日常的にフードパントリーを行うことで行政、民生委員、町内会の方たちとのつながりをつくることができました。また、このようなインフォーマルな支援の仕方についてご理解いただく機会となりました。  食材提供を企業、団体、県立大学や川口市内で同じように困窮者支援や子ども支援を行っている団体の方たちと連携が取れる関係ができました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今後、取り組んでいく課題には以下があります。 1.日常的なフードパントリーを継続するために、フードドライブ活動を広く周知し企業・団体、地域の方々からの継続的な提供をいただき、供給できる活動としくみをつくること。 2.活動を継続するために、活動の担い手や資金を確保すること。 3.食材の提供だけに終わらないように、相談活動を食材提供と一緒に取り組めるようにすること。 4.地域の同じような活動をしている他の団体と協力関係を築き、パントリー活動を継続していくこと。    なお、4については、県立大学主催の地域包括ケア推進ネットワーク会議に参加しながら連携を強めていきます。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://rouken-minuma.jp/a04/a04_05_01.html