新型コロナウイルスの影響による困窮者の為の拡大フードバンク事業

団体名 とちぎボランティアネットワーク

都道府県 栃木県

助成額 380,000

活動開始日 2020/4/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
 栃木県北西部に位置する日光市は、観光産業に従事している労働人口が多く存在する。特に旅館業に従事している労働者の多くは日雇い的な給与体系のものが多く存在している。その他非正規で働いている比率が高い母子家庭でも観光関連に従事していたり、パートで働いしているものが多いので緊急に手当てを必要に感じた。  新型コロナウイルスの影響で困窮している人の食品を確保するために、地元企業や市役所の互助会を通じて食品を集める活動を行った。  4月から6月までは、通常の行政と連携している母子家庭、高齢者、障がい者支援団体の要請に基づき困窮者への食品供給を中心に行った。  7月から8月にかけては、日光市内の困窮者を対象とした食品配布会を県内5か所(日光、宇都宮、大田原、足利、真岡市)に呼びかけ8月1日に開催をすることができた。日光市においては旅館業で働く人、母子家庭、その他の困窮家庭向けに37世帯に食品を配布した。

活動日数 62

支援対象者実人数 156

支援対象者延べ人数 183

参加ボランティア実人数 5

参加ボランティア延べ人数 70

本助成金による活動の成果
 助成金を活用して、不足している食品(レトルト、インスタント麺、缶詰)を購入することができて、いままでできなかった食品を広報をかけて支援することができた。  今までは行政に相談した人に対して行政からの依頼にこたえる形で行政に食品を渡す間接的な支援しかできなかった。  しかし、今回は十分とは言えないが、自分たちが情報を発信して自主的に直接困窮者に向けて食品を配布することができた。直接的に困窮者との関係性を作ることができて、ボランティアの人たちも活性化してフードバンクの活動に意欲が向上してきた。  食品配布会をこれからも、継続的に行うことになってきた。(10月に実施)

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
 支援をしたい対象者の把握が非常に困難。マスメディアの情報やSNSでの方法では十分に行きわたらない。 これからも、地道に配布会をやっていくのと支援団体との連携や口コミで広めていくしかない。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/tochigivnet/posts/3185982038159693