こども支援プロジェクト「子どものいる貧困家庭を包括的に支援する事業」

団体名 フードバンクしばた

都道府県 新潟県

助成額 1,000,000

活動開始日 2020/3/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
 平成30年11月に、教育委員会協力のもと、小中学校の就学支援を受けている世帯のうち、支援を希望する世帯に毎月米10キロ(その他野菜、冷凍肉、菓子類など)を各世帯にボランティアが直接届ける「子ども支援プロジェクト」を立ち上げ、募集を行ったところ150世帯(その内、100世帯が母子家庭)から申請があり、支援を続けた。 今年4月からは、小中学校の就学援助を受けている世帯と、保育園や特別支援学校の保護者にも広げ、新規に募集した。その結果、新型コロナウィルス禍、解雇や労働時間短縮により収入の減収に減ったなどの理由で支援を求める人が一挙に60世帯も増えた。4月からは、教育委員会と校長会の協力により、学用品のリサイクルを実施し、これまでも行ってきた「制服のリサイクル」、「生活用品のリサイクル」と共に利用者が増えた。5月から実施している産前産後の母親からの相談、支援事業「ママの休憩室」も利用者が徐々に増えてきた。 これらの事業を推進するために、4月に設置した当会の事務所、拠点施設が非常に大きな役割を担ってくれた。なお新たに8月22日、23日と8月29日,30日の2回に分け、支援している母子家庭の母子を粟島への1泊2日の旅を計画、40人が参加することになっている。

活動日数 184

支援対象者実人数 260

支援対象者延べ人数 260

参加ボランティア実人数 30

参加ボランティア延べ人数 30

本助成金による活動の成果
 本助成金は、事務所などの当会拠点施設の整備について使わせていただいた。この拠点施設を設置したことにより、事務所機能が大幅に向上したほか、ここに食品寄付金、生活用品、制服、学用品の各リサイクル品を持ってきてくださる人が非常に増えたことと、視察者への説明、ボランティアの集会、支援者からの相談、支援者に配布する食品などの箱詰めなど当会の機能の充実に大きく貢献できた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
  新型コロナ禍の中、フードバンクそのものが社会に認知されたことで利用者が大幅に増え、その流れは今も続いている。それに伴い、食品を保存する冷凍庫や保冷庫の容量が不足、光熱費、燃料費など維持管理費用の増加が課題になってきた。現在実施している各事業の、より充実を図るため、上記の課題に適切に対応して参りたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://foodbank-shibata.org/