都道府県 新潟県
助成額 2,240,000円
活動開始日 2020/9/1
活動終了日 2021/3/31
助成金で行った活動の概要
第1回助成の活動において、大型冷凍庫を設置し大量の冷凍食品を安全に取り扱うことができるようになりました。今回第2回助成の活動において２WAY冷凍車を新規に整備したことで、大型冷凍庫で大量に取り扱えるようになった冷凍食品を、新潟県全域の経済的に困窮するひとり親家庭及び連携する各地域のフードバンクやフードパントリーに、品質を保持したまま配達することが可能になりました。これまで常温の食品のみの取り扱いだったものが、冷凍冷蔵食品も安全に種類も豊富に扱えるようになったことはこれからの暑くなる季節の冷凍冷蔵食品の寄付食品の引き取りを始め、年間を通してご要望のあるご家庭に、より安心してお届けすることができます。健康の源である「食」について、成長期にある子ども達やその家族へ栄養価の高い食材をお届けすることは身体の成長だけでなく心も満たすためには重要な活動となっております。また、9月からも感染症拡大も収束の気配の無いことや支援を求める声が増える一方なことを受け、引き続き毎月1,500件のひとり親家庭に直接的・間接的に食糧品の提供及び感染予防支援としてマスクや消毒液等衛生用品を提供しました。食材の提供だけではなく、ひとり親家庭の衛生面を始めとする心身の安全確保に対する支援もフードバンクの大事な活動のひとつと改めて認識して取り組んでいるところです。さらに、活動に従事する人材として保育士や看護士、カウンセラーやゲートキーパー等を配備し、戸別訪問時及び電話ヒアリング時に、保護者の精神状態や子どもの生活状態などを見守り傾聴し、食材等の提供のみならず必要な場合は専門支援機関に繋げ、子どもの虐待や自殺予防にも取り組んでいます。
活動日数 207
支援対象者実人数 4000
支援対象者延べ人数 12000
参加ボランティア実人数 100
参加ボランティア延べ人数 500
本助成金による活動の成果
第2回助成により２WAＹ冷凍車を購入することができ、これまで遠方で配達出来なかった冷凍冷蔵食品も、安心して品質保持のうえお届けできるようになりました。お届け先の主にひとり親家庭の子ども達へお肉やお魚、牛乳やヨーグルト等動物性タンパク質で栄養価の高い食品をお渡しできることで心身ともに健全な成長に繋がっております。また、これまでご寄付のお申し出があっても長距離のクール便のコストがかかりすぎるために諦めていた食材に関しても２WAY冷凍車があることで、スムーズにお預かりすることができました。県外から大量の冷凍ハムや冷凍ベーコンを引き取りによりお預かりでき、県内多くのひとり親家庭生活困窮世帯にお渡しすることができました。取り扱い食品の幅が広がったことは、利用者の方々からも大変喜ばれ、お渡ししたひとり親家庭の食卓もにぎやかになり食卓を囲む子ども達や家族の団らんにも笑顔があふれたという声も聞いております。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今後、今回助成していただいた２WAY冷凍車を活用して各地に出向き「フードパントリー」も充実させていきたいと考えております。これまでお引渡し方法として配送・配達をメインにしてまいりましたが、要望に追いつかないほどの登録件数になってまいりました。一軒でも多く、かつできるだけ迅速にきめ細やかに各家庭に食材をお引渡しするために、各地に拠点を作り、そこへ食材を取に来ていただくスタイルの「フードパントリー」に移行していく必要が出てきました。ところが、同時に各地できめ細やかに対応することでボランティアスタッフの不足や会場の確保など、新しく課題も見えてまいりました。今後の課題に対する取り組みとして、これまで利用するだけだった家庭や子ども達からも積極的にボランティアスタッフとして参加してもらうのと併せて、ピアな関係によるリフレッシュ及びメンタルケアも期待するところです。会場につきましても、利用者の方々からもお声がけいただきパントリー会場を増やしてより身近できめ細やかに対応し、２WAY冷凍車で各地に出向き栄養価のより高い冷凍冷蔵食品を豊富にお届けできるよう取り組んでまいります。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://niigata-fblc.org/r2jyoseihoukoku1
