コロナ禍により就労課題を抱えた「ひとり親」世帯への食糧支援事業

団体名 一般社団法人フードバンクいしのまき

都道府県 宮城県

助成額 989,671円

活動開始日 2020/9/1

活動終了日 2021/3/31

助成金で行った活動の概要
宮城県北部の行政(子育て関係課)及びハローワーク、自立相談支援機関との連携において、新型コロナの影響によって、休職や解雇などにより再就職を目指す「ひとり親」世帯へ対し、再就職決定や収入面が安定するまでの間、食糧支援を実施した。また、高校受験を控えた、お子さんを抱える「ひとり親」世帯へ対し「受験応援パッケージ(食品詰め合わせ)」を、これまで本申請事業(第1回、第2回)で食糧支援を行った保護者へ対し、希望を募り食品パッケージを提供した。上記の活動の告知については、行政及びハローワークでのポスターの掲示やチラシの配布協力などを頂きながら、広く周知することにより、安心した再就職活動を後押しすることを目的とした。また行政ではポスター掲示の他に子育て世帯への情報発信アプリへの掲載を行なって頂いた自治体の協力も得た。更に行政等の他に子育て支援NPOへも告知を働きかけ、SNS等で情報を発信していただき、より広範囲な支援を展開した。

活動日数 187

支援対象者実人数 105

支援対象者延べ人数 178

参加ボランティア実人数 8

本助成金による活動の成果
支援した「ひとり親」世帯の詳細は下記の通りとなっている。ーーー(地域別 ※延)石巻市(93世帯)、気仙沼市(23世帯)、大崎市(28世帯)、登米市(27世帯)、東松島市(5世帯)、他2世帯 (性別 ※延べ)母子家庭(170世帯)、父子家庭(8世帯)となっており、年齢層は30代、40代の保護者の方が大半を占め、コロナの影響により子育てに励む父兄の就労面へ直撃していることが伺えた。また、直接の支援活動とは別に、支援範囲が広範囲であることから宅配便利用の予算も超えることを懸念していたところ、地元企業(小売り)の協力を頂き、食品パッケージの配送に協力をいただいたことは、フードバンクとして大変ありがたい事であった。具体的には石巻市に本社がある小売り企業が日配トラックの空きスペースを使い、提供する食品パッケージを配送して頂くものであった。今後も協力頂けることとなっている。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
新型コロナにより就労面に、延いては家計面への影響は個別化し、長期化することが見込まれる。特に育児をしながら、短時間のパート就労を行わなければならない保護者にとっては切実な生活課題であることがはっきりと分かった。当法人として、今後も行政やハローワーク、生活相談機関等との連携において、引き続き「ひとり親」世帯の保護者の安定した転職、就職活動の後方支援を行って行くこととした。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://foodbank-i.com/info/2020-09