相談窓口における、食品を必要とする相談者への緊急支援事業

団体名 フードバンクみたか

都道府県 東京都

助成額 570,000円

活動開始日 2021/4/1

活動終了日 2021/12/31

助成金で行った活動の概要
 新型コロナウイルス感染症の蔓延2年目に赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン「第3回フードバンク活動等応援助成」に「相談窓口における、食品を必要とする相談者への緊急支援事業」で応募し、事業を展開しました。 フードバンクみたかは、食品提供支援は相談窓口からの提供依頼により提供することを基本としています。三鷹市生活・就労支援窓口および社会福祉法人三鷹社会福祉協議会総務係貸付窓口への相談者(電話相談含む)で緊急に食品を必要とされる方への支援として、提供食品の準備作業および宅配の場合の出荷作業を行いました。 この度の2021年度の緊急支援事業で実施しました相談窓口での緊急支援総数は473件、のべ人数660人です。お米1.5㎏・カップ麺を含めた詰合せ食品(お米を除き一人当たり20品、5日分相当)を408件、お米1.5㎏・カップ麺等食品(2~3食分相当)を65件支援しました。そのうち相談窓口での手渡しで230件、相談窓口から持ち帰りが困難な方および電話での相談者への支援食品として243件を宅配便で届けました。(すべて2021年4月~12月) 手渡し分は、事前に各相談窓口にお米1.5㎏・カップ麺等の食品を預けて配置しました。宅配分は各相談窓口からの食品提供依頼メールでフードバンクみたかのメンバーが、活動日の月曜日・木曜日(10時~16時)に詰合せの作業をし出荷しました。提供食品は助成金で購入した米、パックご飯、天然酵母パン、カップ麺、乾麺、インスタント味噌汁、レトルト惣菜、レトルトおでん、麺つゆ、野菜スープ、野菜ジュースおよび市民、企業・団体からの寄付食品を活用しました。

活動日数 110

支援対象者実人数 473

支援対象者延べ人数 660

参加ボランティア実人数 25

参加ボランティア延べ人数 250

本助成金による活動の成果
2年に及ぶ新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、以前から連携し食品提供してきた相談窓口への相談者の急増に対応するために今回の事業を企画・実施しました。コロナ禍初年度の2020年度、三鷹市生活・就労支援窓口の新規相談受付件数は2,737件(前年494件、三鷹市統計データ集2021 生活困窮者自立支援制度に関する支援状況より)と激増し、社会福祉法人三鷹社会福祉協議会総務係貸付窓口にも相談が殺到、各窓口は直接相談だけでは間に合わないのと密を避けるために電話での相談も受けることになりました。それに伴い、フードバンクみたかは緊急に食品を必要とする方への支援について、窓口での直接提供に加え宅配を採用しました。新型コロナウイルス感染症が終息の様相を見せない2021年度に「相談窓口における、食品を必要とする相談者への緊急支援事業」として支援事業を実施しました。自立を目指す相談者への緊急支援および新型コロナウイルス感染拡大の影響また諸事情により、窓口に来ることができない相談者への食品の提供による2021年度の緊急支援事業の成果として、各相談窓口での緊急支援総数は473件、のべ人数660人です。お米1.5㎏・カップ麺等食品(2~3食分相当)をお米1.5㎏・カップ麺を含めた詰合せ食品(お米を除き一人当たり20品、5日分相当)を408件、お米1.5㎏・カップ麺等食品(2~3食分相当)を65件支援しました。そのうち相談窓口での手渡しで230件、相談窓口から持ち帰りが困難な方および電話での相談者への支援食品として243件を宅配便で届けました。(すべて2021年4月~12月)窓口の相談員から、相談者のいろいろな困難事項の相談対応に当たって、必要な場合に常に支援食品が準備されているのはとても心強く、また、食品の宅配により相談員の時間に余裕ができ相談業務に集中できるとのいとの声がありました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
コロナ後のフードバンクみたかの事業の課題と今後の取り組みについては、かなりの濃霧状態の中での活動となると考えます。新型コロナウイルス感染拡大が沈静化するとしても、元の生活状態に戻るには数年かかるといわれています。さらに日本社会が抱えている問題が先に待ち構えています。2025年にはいわゆる団塊の世代のすべてが75歳以上の後期高齢者となる高齢者社会。「80」代の親が「50」代の子どもの生活を支える「8050問題」、世帯数で言えばかなりの数になるひとり親世帯の生活困難など、いずれも支援体制の不足が懸念されています。本年度の食品提供依頼者の属性でもその傾向が見られ、加えて10代・20代の若者のからの支援依頼もあります。 新型コロナウイルス感染拡大が沈静化し、緊急に食品を必要とする窓口への相談者数がコロナ禍前に戻れば、以前のように食品は窓口渡しでのみ支援をします。しかし、2022年度もコロナ禍の現在のような状況が続くようであれば、予算を講じて、出来る範囲で宅配等の支援を続けます。 さらに、フードバンクみたかのアウトリーチ活動として、独自のフードパントリーの開催を計画しています。食品支援を必要とされる方に確実に支援が届くように社協、地域包括センター、民生委員の皆さん、また自立支援のための相談を受け付ける司法書士のボランティアの皆さんとも連携・協力をして事業を実施する予定です。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/foodbankmitaka



寄付してくれた人へのメッセージ
私たちの活動にご支援いただきましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。