都道府県 愛知県
助成額 553,690円
活動開始日 2021/4/1
活動終了日 2021/12/31
助成金で行った活動の概要
コロナ禍により仕事を失い、家賃を払えなくなり住まいを失うことにならざるを得ない人たちへの食糧支援とその人たちに対して必要な制度の利用を支援する居場所となることを目標に、食糧支援どうぞフード・子ども食堂どうぞランチ事業を行っている。食糧支援どうぞフードは毎週水曜日から日曜日の10時から15時開催。子ども食堂どうぞランチは毎週日曜日にお昼ごはんの提供を行ってきた。コロナ禍における緊急事態宣言等が適用されている時もあり、配布もできるお弁当にした。また、夏休み中は子どもの居場所になることを目的に無料でかき氷や昼食を提供することも行ってみた。食糧等支援品は、毎週水曜日可児市バロー配送センター様に根菜類等の受け取り、毎週木曜日は名古屋市守山区コストコ様にパンの受け取り、隔週木曜日は瀬戸市内にある3店舗あるバロー(スーパーマーケット)様にお米等食品の受け取りを行っている。このほかにも、フードバンク愛知様・愛知子ども応援プロジェクト様の豊田市にあるデポ子ども食堂龍の子様・刈谷市にある子ども食堂ほっとライス様・長久手市のIKEA様・地元農協様や支援様先へ受け取りに行っている。また、慈善団体ヘルピングハンズ様から食料品や生活用品、地域住民からも生産したお米や野菜・余剰食品と生活必需品や衣料品が提供されている。 フードバンク愛知様の瀬戸デポとして愛知県から認定を受けて、フードパントリーの受取先になり、近隣の子ども食堂団体(10団体)に食糧配布を行っている。 瀬戸市福祉課自立支援センター窓口・子ど未来課窓口・地域包括支援センターに「困ったら来てください・・」のチラシを設置し、対象の方に手渡して紹介していただいている。
活動日数 275
支援対象者実人数 310
支援対象者延べ人数 2,559
参加ボランティア実人数 30
参加ボランティア延べ人数 502
本助成金による活動の成果
2021年4月から外国籍を含む生活困窮者に、のべ2,559人の方々に食糧等の配布と食事提供を行ってきた。(食糧等支援1,550人 食事提供1,009人)助成金による輸送費が用意できたことで、躊躇なく支援品を受け取りに行くことができ、担当者も手分けして行くことができ、本当に助かりました。また、新たに市内3店舗への受取先ができた。活動が広がったことで協力者も増え東郷町にある精肉会社様から子ども食堂の食材提供を定期的に戴いている。受取先が増えたことで、扱う食糧の量も確保でき、安心して活動ができた。行政の紹介で来られた方が増えているが充分な量のお渡しができた。寄付による支援品では集まらない必要なものについて、貴団体の助成金で購入することができ、困窮している人に寄り添う活動ができた。困窮している人から必要なものを聞き取ると、「洗剤」「すぐに食べられる缶詰」「噛めないのでおかゆ」「紙オムツ」「粉ミルク」「生理用品」「ティッシュやトイレットペーパー」「子どものお菓子」「即席めん」などを購入し用意できた.327リットルの業務用冷蔵庫を購入できたことで、野菜や冷蔵食料を保管することができ、安心して食品を配布できた。特にひとり親世帯からは食糧配布の時にたいへん喜ばれている。毎週日曜日は、食糧支援や子ども食堂のスタッフにペルー籍の人が3人手伝っている。7月からは第3日曜日はペルーの家庭料理がメニューとなっている。この事がきっかけで、当法人の正会員になり当法人便利屋スタッフとして働いてもらっている。外国籍の人たちと日本人の関係が築かれてきて、彼女たちの居場所にもなってきている。また、ペルー籍の人が毎週いることやペルー家庭料理がメニューになっていることもあり、これ以外の人も含め子ども食堂を利用される外国籍の親子が大変増えている。年末のクリスマス会では、日本人の子どもと母親9人。外国籍の子どもと母親31人の参加があった、これはNHKの取材もあり当日放映された。 どうぞデリバリーについては、昨年10月ごろから瀬戸市子ども未来課と協議が始まり瀬戸市と当法人が協定を結ぶことになった。このことで、ここまで取りに来ることができない困窮している子育て世帯の情報が提供され、お届けできる。 貴団体の助成金により躊躇なく活動が広がり、基盤ができました。SNSの発信やNHK報道もあり活動を知る地域住民も増え、新たなつながりの輪ができました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
支援品の受取先も増え、多くのボランティアスタッフの参加が必要。基盤整備はできてきたが、輸送費にかかる費用捻出が課題である。多くの人たちに積極的に参加していただくためにも、この部分を貴団体の助成制度を活用したい。 コロナ禍で食糧支援、食事提供を行ってきた、食糧品の手渡しや食事もテイクアウト中心である。コロナ感染が落ち着くことになれば、時間をかけて話もできるようになり、困ったことへの相談ごとにものり困窮者により寄り添った支援ができることができる。みんなの居場所としての拠点にとしたいと思っている。外国籍の親子の方々が多く訪れる場所になってきたことで、新たな相談をうけている。「ここで日本語を教えてほしい」と言われている。また、行政からは「学習支援をしてほしい。できる人・団体はいないか」と相談をされている。これらのことについてもスタッフの充実を図り対応したいと思っている。行政の各相談窓口からも大変感謝されている。制度につながるまでの間の支えになっていることを実感している。その為にコロナ禍が終息してもこのような支援窓口は地域にひとつは必要と思う。この仕組みを恒久的に残しておくことが為の仕組み作りが課題である。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://mtom.info/
https://www.facebook.com/335408003189840/posts/4723397021057561/?d=n
寄付してくれた人へのメッセージ
このたび、赤い羽根さんのフードバンク活動等応援助成(第3回)いただき大変ありがとうございました。当法人はこの度新たな事業としてどうぞプロジェクト(どうぞフード、どうぞランチ)を立ち上げ、コロナ禍で仕事を失った多くの困窮者への食糧支援活動を行うことができました。スタッフ一同感謝しております、ありがとうございました。