都道府県 山形県
助成額 720,000円
活動開始日 2021/10/1
活動終了日 2021/12/31
助成金で行った活動の概要
山形県内全域の社会福祉協議会と連携し、福祉資金の借り入れの申し込みに来られた方や普段社会福祉協議会で相談を受けている困窮世帯などに対し、食材の詰め合わせ「あったか絆パック」を宅配便で発送する活動をメインに行った。これは社協相談員さんの話を参考に、支援を受けたい人と対面する機会を減らして支援する形を取った。また、山形県内の企業約1,750社に対し、子ども食堂への支援を促す啓発チラシを送付、更に掲示用のポスターも作成し、県内の役所、公共機関へ送付した。
活動日数 90
支援対象者実人数 92
支援対象者延べ人数 92
参加ボランティア実人数 3
参加ボランティア延べ人数 3
本助成金による活動の成果
今回の事業の特徴は社会福祉協議会と連携した事。普段、相談や訪問を通じて困窮者の現状を一番把握している方々を通じて支援が出来た事は、我々のなんとかしたいという想いだけでなく、社会福祉協議会の職員の想いも重ねて支援を届けられたと思います。また同時に専門的に関わる人が介在した事で、優先順位や緊急度合いなども加味され、費用対効果が非常に大きい成果を得られたと考えています。実数としては92人に対し食材を送付する事が出来ました。また、食材を購入し箱に入りきれなかったものについては、個別に社会福祉協議会に分配し社協を通じて困窮世帯へ配布して頂きました。困窮者へ対する直接的支援だけでなく、食材を調達した業者側もコロナで売り上げが下がっている所へ発注するなどの工夫も行いました。また、子ども食堂支援として、山形県内1,757社に対し、子ども食堂への支援を促すチラシを送付した。更に役所や公共機関で掲示できるポスターを作成、130カ所へ送付し掲示して頂きました。(山形県庁では継続して掲示)その結果、事業終了間際での発送だったにもかかわらずチラシ到着後すぐに寄付を頂くなど、寄付や食材提供の問い合わせが相次いでいます。これらは当団体の活動だけでなく、山形県内すべての子ども食堂への支援として使う事にしており、中間支援的な活動として十分な成果が得られたと考えます。当団体は困窮者支援などを専門としている団体ではないが、子ども食堂への中間支援など一定の認知度が得られ、後継となる事業への大きな足がかりを作ることが出来ました。当団体にとっても、県内の困窮者支援にとっても大きなステップになったと言えると思います。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
本事業を通じて、課題と感じたことは、主に困窮者支援は市町村の社会福祉協議会を中心として行われており、この社協の熱意や規模などで、支援に濃淡が出ている事があげられます。また食材の提供や寄付などは、都市部に集まっており都市部と郡部での支援格差も顕著に見られました。今後の活動として、当団体は子ども食堂の運営だけでなく、子ども食堂の中間支援機能を拡充させ、県内の子ども食堂全体を支援していく方向で舵を切りました。また、食材の提供も現在は個々の団体が個別に行っているため、県内全域を通したインパクトのある食材集めと提供する仕組みを作っていきたいと考えており、すでに関係機関と連携、調整に入っています。食の豊かな山形らしい支援の仕組みを作って行きます。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://kakehasi.jpn.org
https://www.facebook.com/kizuna.kakehashi
寄付してくれた人へのメッセージ
貴重なご寄付ありがとうございました。当団体では初めての分野の活動で不安もありましたが、うまく困っている人たちとつながることができ、効果的にお金を使うことができました。間に入って頂いた社会福祉協議会の職員さんや直接支援を受けた方からお礼の電話を頂き、事業の効果を改めて実感しております。皆様の善意が必要な人の所へ届けられて本当に良かったと思います。今後とも皆様の善意を形に変える活動を続けてまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い致します。