都道府県 福岡県
助成額 760,000円
活動開始日 2021/5/1
活動終了日 2021/12/31
助成金で行った活動の概要
赤い羽根フードバンク活動等応援助成を活用させていただき、下記の活動を行った。 ①子ども食堂ネットワーク北九州と連携し、北九州市内子ども食堂35箇所のハブ拠点の一つとして、企業やフードバンクより提供された食材を配布するための一時保管や分配作業を行い、各子ども食堂に参加する困難を抱える家庭に配布するための支援活動を行った。 ・北九州市内に4カ所のハブ拠点があり、その一つとして門司区、小倉北区、小倉南区の10箇所のこども食堂を担当 ・寄付食材の運搬と受け渡しを調整し、冷蔵冷凍品をこども食堂の開催時まで保管 ・子ども食堂☆きらきら清水のパントリーは毎月4回開催し、その他に毎月8日程度買出しや仕分け等で稼働 ・ハブ拠点として月1~2回物資を預かり、各こども食堂への連絡調整・仕分け・受け渡しとして月7~10日稼働 ②子ども食堂ネットワーク北九州や当団体に依頼があった企業や個人からの寄付物資を引取り、拠点で保管し、各子ども食堂へ分配した。 ③拠点整備の為、倉庫を改造し、物資を搬入・保管しやすいように棚を設置した。 ④コーディネーターを配置し、物資の振り分け作業の工程を簡素化した。 ⑤パントリーでの配布物資の購入や運搬の実施日数が増え、ボランティアだけでは事業の継続が難しくなったため、運搬費用に活用した。 ⑥パントリーでは子育てや経済的等の困難を抱える家庭の保護者との関係が築けたことで、新型コロナ感染拡大による不安や子育て、教育の相談を受けている。
活動日数 166
支援対象者実人数 622
支援対象者延べ人数 6,483
参加ボランティア実人数 35
参加ボランティア延べ人数 308
本助成金による活動の成果
・企業の社会貢献として食材提供も増えてきているが、以前は置き場がないため、仕方なく断ることもあった。助成金を活用し、寄付食材の保管や分配が出来る置き場を整備したため、子ども食堂への物資支援が増え、より多くの家庭に食材を配布することができた。・運搬や仕分け作業をボランティアで賄っており、作業が増えかなりの負担となっていた。そこで、助成金を活用し、コーディネーターの賃金や運搬費の確保が出来たため、困難な家庭に寄り添う活動をしている近隣の子ども食堂への支援が継続でき、より多くの子育て家庭を支えることができた。・ハブ拠点として物資を仲介するだけでなく、子ども食堂同士の情報交換やコロナ感染症対策や困りごとの相談にも対応し、支えあう関係が築けている。・フードパントリーの登録者が増えたため、更に多くの家庭と繋がることができた。また、配布の際に保護者とのコミュニケーションが増えるため、子育ての悩みや困りごとの相談対応等で信頼関係が出来てきている。・パントリーでは社会問題化している生理の貧困の対策として、生理用品を毎月継続して配布し、利用者から感謝の言葉が寄せられている。・HPやFaceBook等で子ども食堂やフードバンク活動を発信することにより、SDGsの取組で企業や市民の関心が寄せられ、寄付やボランティアの問合せが増えてきている。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
<課題>・コロナ禍で変異株の感染拡大により、先が見えない不安を抱える子育て家庭が増えている。・親元を離れて暮らす大学生はバイト先がなく収入が減るなどして貧困になるケースが増えている。・パントリーを開催して、食材や生理用品を配布しているが、子ども食堂がパントリーを開催しているところは限られているため、地域により格差が出てきている。・支援物資の増加により、作業が多様化し、マンパワーが不足している。<今後の取組>・コロナ禍で変異株の状況をみながら、感染症対策を行い子どもの居場所を確保する。・子ども食堂やパントリーがない地域に食材や物資を運び、出張パントリーを開催し、子ども食堂の新規立ち上げに繋げていく。・社会問題化している「生理の貧困」支援として、毎月生理用品を配布する。・助成金を活用し、収入がない人に軽作業を依頼するなどして、マンパワーを確保する。・子ども食堂・パントリー開催時やHP等で、個別に子育ての悩みや困りごとの相談を受け、虐待やDVの早期発見及び未然に防ぐと共に、必要に応じて行政窓口や関係各所に繋ぐ。・今後もSDGsの説明会等を開催し、企業に社会貢献として物資提供だけではなく輸送コストも含めて支援をしていただくなど、持続可能な支援の方法を提案する。寄附付き自動販売機の設置を依頼し、運営資金を確保する。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www4.hp-ez.com/hp/kirakirakiyomizu/
https://www.facebook.com/kirakirakiyoizu/
寄付してくれた人へのメッセージ
ご寄付いただいた皆様、ご支援ありがとうございました。今後も困難を抱える家庭に寄り添って支援活動を続けてまいります。