都道府県 福岡県
助成額 603,969円
活動開始日 2020/4/1
活動終了日 2021/3/31
助成金で行った活動の概要
刑余者、ホームレス、DV被害といった住まいをすぐに決めるには困難が多い人が一時的な居場所を確保し、次の住まいが決まるまで安心して暮らすことができることを目的として活動してきた。
具体的には、相談支援の場において、訪問や来所の相談の際にリスクが高い家庭をアセスメントし、家庭から一時的に離れた方がいい場合や避難した方がいい場合に避難場所の確保としてのシェルターに保護する。その後、精神面のフォローをしながら、次の住まい探しを行い、入居支援を行うことを行ってきた。
本助成を受け、シェルターにいるときの家具家電や日用品などの生活必需品が揃っていること、対応を手厚くできることで、慣れない場所での生活に安心感を持ってもらうことができると考え、物品の購入と入居中の相談対応や不動産との調整などを強化した。
水害被害があり、当初予定していた、2件目のシェルターの賃貸借が当年度7月~の予定が12月~に延期となった。また1件目のシェルターについては活用し、次の家の探す支援などを行った。
シェルターの家具家電・日用品について揃えることができた。また2件目シェルターの家賃については別の委託料の増額により、対応することができた。
活動日数 240日
支援対象者実人数 26人
支援対象者延べ人数 428人
本助成金による活動の成果
コロナウイルス感染防止による小中学校の休校や世帯の収入減により、虐待等の相談が増えた。
この助成により、シェルターの家具家電を用意することができた。また人件費の確保によりていねいな関わりをすることができた。
市のコロナ対策特別事業により、シェルター借上料、光熱水費を生活困窮者自立支援事業の一時生活支援事業で対応できたため、減額変更をするに至った。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
シェルター入居者の次の家を確保するには入居時だけでなく、継続的に安定した収入がある状態が必要であり、コロナ禍においては収入の見通しに不安がある中で、それを大家に説明し、入居を支援する困難さが明らかになった。