都道府県 宮城県
助成額 1,352,302円
活動開始日 2020/12/1
活動終了日 2021/12/31
助成金で行った活動の概要
【目的】コロナ禍の中で不登校や高校中退に陥っている子どもたちに対して安心して過ごせる居場所を提供し、心の回復と自尊心の向上をサポートすると同時に、保護者も含めて生活支援を行うことにより、子どもたちの社会的自立を支える。【内容】・実施場所:仙台市太白区長町1-1-10 リバーハイツ廣瀬203・開催時間:水曜・金曜、9:30~16:00・実施内容:子どもたちの自主性を尊重した自由な活動を中心に、社会性の習得や相互の関係構築、自己肯定感の向上などを目的としたイベント(野外活動・職業体験・宿泊体験・創作活動・スポーツ活動など)を不定期で開催する。イベントに関しては、子どもたちが中心となって運営するミーティングを軸にして企画することで、子どもたちの自発性や社会性の涵養を行なう。新規利用者の登録時には、連携している仙台市の担当部署と一緒に支援調整会議を開催し、子どもと保護者の支援方針を共有しながら、個別の家庭内の困りごとに対して関係機関と連携しながらサポートしていく。
活動日数 106
支援対象者実人数 34
支援対象者延べ人数 791
参加ボランティア実人数 8
参加ボランティア延べ人数 32
本助成金による活動の成果
新規利用者の増加(8人)アウトリーチ件数(2件)保護者の就労状況の改善(2件)地域、企業の活動協力(3件)ボランティアの増加(6人)本助成金を活用したイベント(6件)助成金をいただいたおかげで、スタッフの人員充足を図ることができ、週に2回の拠点開催を維持するだけではなく、拠点までなかなか来ることができない利用者に対してアウトリーチを行うこともできるようになった。登録者数も順調に伸びており、1日当たりの利用者数も6名程度から10名程度へと順調に増加している。家庭においての変化としては、子どもがフリースクールに通うようになったことで、家庭で見守る必要のなくなった保護者が就労することができたケースも見られた。また、地域や企業の方の協力を得て、イラストイベントの講師になっていただいたり、職場体験を実施したりすることができた。利用者発信のイベントでは、大型バスを借りて遠出のイベントを実施したり、不足していたコントローラーを購入してゲーム大会を実施したりすることができた。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
利用者数は右肩上がりで増加を続けており、宮城県の不登校・ひきもり状態の子どもたちの受け皿として一定の成果を挙げている。しかし、利用者の中には学校への登校が全くなく、フリースクール以外に外出の機会がない者も多くいることも分かってきた。また、アウトリーチに関しては、スタッフの人員体制の問題から、一人当たり月に1~2回の実施が限界となっているが、支援対象者の社会参加を目標に考えたとき、今まで以上に頻度を増やしていき、恒常的に支援を続けていく必要がある。いずれも利用者からは、開催日数を増やしてほしい、訪問回数を増やしてほしいとの要望の声が届いている。今後は更なる人員充足を図り、拠点開催回数やアウトリーチの回数を増やしていくため、市の担当と話合いを続けていきたいと考える。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://ameblo.jp/asuiku-fs/entry-12729547744.html
寄付してくれた人へのメッセージ
ご寄付いただきありがとうございます。みなさまのご寄付のおかげでコロナ禍で居場所を失った子ども・若者の支援をすることができました。これからも、そのような子ども・若者のために居場所運営を続けて参ります。