都道府県 愛知県
助成額 1,239,000円
活動開始日 2020/12/1
活動終了日 2021/12/31
助成金で行った活動の概要
《活動目的》 ①学習支援 居場所支援 新型コロナウイルスの影響で学習支援を受けることが困難な子ども達に学習の場を提供する。また、学習支援の活動が居場所支援活動に繋がるように本棚等を設置し、子どもが心穏やかに過ごせる場を提供する。それらを通じて子どもの孤立を防ぎ、生きる力を養っていく。②子育て講座 親の心のケア しつけの仕方が分からず、子ども達に適切なしつけを行えていない親、及び子どもを見守る地域の大人に対して子育て講座を開催することにより、親の心のケアを行なう。また、虐待、ネグレクト等の子育ての問題の予防に努める。《取り組み》①教員経験者、社会人、大学生を指導者に、学習支援を行う。教科書、問題集、子ども向けの書籍、知育玩具等を置き、子ども達の興味の世界を広げることを大切にする。多世代の指導者がいることで、子ども達へ多方面から寄り添うことが出来ている。②子育てに悩んでいる方や、子どもに携わっている方を対象に講座を開催。しつけの仕方を学び、練習を繰り返す事で、親の心も健やかになってくる。また、子育てについて他者と話しをする場を設けることで、一人で悩んでいる閉塞感が改善される。事情により、講座に出席できない方には、個別、時にはリモートでも対応する。本講座を定期的に繰り返し行うことで、育児鬱、虐待、ネグレクトも未然に防止することに努める。
活動日数 63
支援対象者実人数 45
支援対象者延べ人数 675
参加ボランティア実人数 27
参加ボランティア延べ人数 508
本助成金による活動の成果
助成金のお陰で、学習指導にあたる学生ボランティアに謝礼金、交通費をお渡しすることができた。加えて、空気清浄機、本棚、書籍、教科書、問題集等を整えたことで、子どもにきめ細やかな指導ができ、リラックスした居場所を提供する事が出来た。学習支援後に毎回、昼食を提供することにより、休日の食支援に繋がった。 学習支援を継続して行うことで、子ども食堂だけでは出来なかった、より生活に寄り添った支援が出来るようになってきている。10代~70代までの大学生、専門学校生、社会人、元教員、主婦等いろいろな立場の大人が子ども達に寄り添うことで、子ども達の世界が広がっていき、いろいろな事に興味を持つようになってきた。子育てを学ぶ場を定期的に提供したことで、子育ての悩みに対応することができ、家庭内のコミュニケーションが改善してきた。また、講座事態が親が悩みを打ち明けることが出来る場所、悩みを共有出来る場所になっている。 継続した活動を行うことで、区役所、社会福祉協議会、児童館、スクールソーシャルワーカーが困窮家庭や、塾に行けない家庭、育児に困っている家庭に私共を紹介をしてくださるようになってきた。特に、学区内の小学校も本事業を必要とする方々に情報を提供してくれるようになってきた。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
学習支援 勉強の場を求めている子どもが沢山居ることが分かってきた。基本的に、土曜日の午前中に開催しているが、中学生は部活がある事も多く、個別で別の時間に開催することも何度かあった。参加者の中には、発達障害や、知的障害、人間関係を構築するのを苦手とする子どもも多い。学生ボランティアの声で、令和4年1月から長年、特別支援教育に携わってこられた、元教員を講師に迎え、特別支援教育の勉強会を開始した。受講対象は、ボランティア、保護者等、子ども達をサポートしたいという意識のある人。 子育て講座 コロナ禍が続く中で、収入が減ったり、離婚して一人親家庭になり経済的に困窮し始めた家庭もある。経済的に困窮しているが故に、子どもの日常生活のことまで意識が届かない場合もある。また、外出も難しく子育て交流の場が減ってきた事で、子育ての悩みを一人で抱えている親が多い事も分かってきた。本講座を受講したくても、時間の都合が合わなかったり、心のバランスを崩して、家から出れなくなってきている人もあった。その場合には、個別やリモートでも講座を開催した。今後は、個別での相談の窓口の機会を増やすことが必要と考える。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://nakayoshigohan.webu.jp/
https://www.facebook.com/nakayoshikodomosyokudo