新型コロナにより住居を失った人の支援事業

団体名 企業組合労協船橋事業団

都道府県 千葉県

助成額 2,791,755円

活動開始日 2021/10/1

活動終了日 2022/3/31

助成金で行った活動の概要
完全な自主事業による「シェルター事業(居場所を失った人への緊急支援)」を2020年10月より、習志野市で1軒(男性用)、船橋市で1軒(女性用)開設しました。1年間は休眠預金活用事業(資金分配団体:ちばのWA地域づくり基金)を活用させていただき、シェルターを運営してきました。2021年9月にてその休眠預金助成が終わってしまうこととなり、その後は「赤い羽根 第三回 居場所を失った人への緊急活動応援助成」を活用させていただき、支援が途切れないよう2021年10月~22年3月まで、2軒のシェルターを運営、この間で男性シェルター7名、女性シェルター10名の方が活用されました。部屋の利用、タオル、石鹸などの日用品、食事(各自自炊)の提供をこの助成を使い行うことができました。基本的にこれらシェルターを利用されるみなさまは、福祉系の行政の支援(生活困窮者相談支援窓口など)のサポートを受けながら、1か月から3か月程度シェルターに滞在し、次のステージに移って行かれます。コロナによる社会情勢の大きな変化はボディーブローのように社会的弱者にしわ寄せていき、住まい、居場所を失った方も多くいらっしゃいます。そんな皆さんの生活立て直しの一翼をになえればと取組んできましたが、シェルター利用のニーズは高く部屋の利用がいっぱいでお断りをするケースもままありました。シェルターの必要性を痛感しております。

活動日数 182

支援対象者実人数 17

支援対象者延べ人数 17

本助成金による活動の成果
半年間(2021年10月~2022年3月)の間、2か所のシェルター(男性用1箇所、女性用1箇所)を運営。賃貸費用や食費や日用品などの費用にあてさせていただきました。船橋、習志野、千葉などの生活困窮者相談支援の窓口や行政の福祉系の窓口からシェルターに入れないかとお問い合わせをいただき、部屋に空きがあればお受けしてきました。男性の多くはシェルターを利用する傍ら、仕事を探し、お金をためて次のステージに移られ、女性の多くは、家庭内DVなど影響下から逃れるための利用が多く、福祉行政の伴走支援を受けながら新たなステージに移られていかれました。その運営のための人件費は当法人の持ち出しで、それ以外の費用をこの「赤い羽根 第三回 居場所を失った人への緊急活動応援助成」を活用させていただき大変助かっております。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
シェルター利用のニーズは絶え間なくあり、利用された多くの方が次のステージに移り、生活の立て直しをはじめられています。国の制度でもあります生活困窮者支援の「一時生活支援制度」が活用できれば、事業者側は安定して支援を続けることができます。一方で委託元となる行政の枠(利用者が当該市町村に関係していなければいけないなど取捨選択されてしまう)にしばられるなどの制約も発生しますが、持続的にシェルターを運用するためには必要な制度です。ぜひ、地元船橋市、習志野市など近隣市での一時生活支援が始まることを祈り、それを利用し、このシェルター活動を続けていきたいと考えております。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://jigyoudan.com/



寄付してくれた人へのメッセージ
活動の支援に大変役立ちました。大変たすかりました。ありがとうございます