都道府県 神奈川県
助成額 100,000円
助成金で行った活動の概要
これまでは移動図書館車の中で本をじっくり選んで、その場に座り込んで読むこともできましたが、狭い車内、どうしても密になってしまいます。まず本棚。車両に固定されているため、密を避けるため移動式本棚を購入し外に置くことを考えました。しかし既製品だと小さな車で運搬するには大きく、ひとりの力で運ぶには重すぎるものでした。そこで、ひとりで車両の外に持ち出せる大きさと重さで、間隔の調整ができる箱型の移動式本棚を製作していただきました。小さな子どもが手をのばしやすい高さで、かつ、本を選びやすいよう斜めに設置できる仕様です。さらに、車内や本の消毒液、手の消毒液や体温計も購入し、移動図書館「うみやま号」の運行を再開することができました。そして新たな試みもはじめました。私たちは本を通じて、人と人のつながりを大切にしてきました。開館の他、おはなし会や音楽会など本にふれ、未就園児とママ達が出会う場の企画もしてきましたが、それも中止しています。本来であれば直接会い本にふれてもらいたいのですが、それも難しい場合もあるため、新たな環境を整備させていただきオンライン講座を開始。子どもと一緒に絵本を楽しむ方法や絵本の選び方などをお伝えし、不安や疑問に思うことを質問してもらう交流・対話型の講座にすることができました。
本助成金による活動の成果
・移動式本棚の製作（5台） 50,000円 ・非接触型体温計（1台） 11,700円 ・自動手消毒器（2台） 7,070円 ・消毒液及び石鹸 2,116円 ・無水エタノール 3,784円 ・体温計及び手消毒器の電池 3,366円 ・Zoom登録料 22,110円
合計100,146円
寄付してくれた人へのメッセージ
私たちの活動を支えてくださり本当にありがとうございます。移動図書館車「うみやま号」は小さな図書館でそれが魅力のひとつでしたが、コロナ禍にあってそれが密という不安要素になってしまいました。しかし、皆様からご支援をいただき、感染拡大防止対策をとることができ無事に再開することができました。また、オンライン講座という新たな試みも始めることができました。社会環境や生活様式の多様化で、本にふれるきっかけが減っています。ひとりでも多くのこども達が本と出会える機会をつくる、その裾野を広げる、私たちの小さな活動を維持できるのは皆様の支えのおかげです。こども達のために引き続き頑張ります。ありがとうございました。