都道府県 千葉県
助成額 721,814円
活動開始日 2023/4/1
活動終了日 2024/3/31
助成金で行った活動の概要
①配送による支援活動 船橋市の子育て相談窓口(こども家庭支援課、家庭児童相談室)、保健と福祉の総合相談窓口さーくる、保健所保健師、スクールソーシャルワーカー等と連携して、生活困窮下にある子育て家庭にひと月1回3カ月間の食品支援活動を実施した。年間利用家庭は737家庭、11,961キロの食品を支援した。②ひと月2回、ひとり親家庭を対象とした食品支援会(パントリーピックアップ)を開催した。地域の農家から野菜を寄付してもらったり、社会福祉協議会と連携したりと、地域の方々の協力を得ながら運営した。年間利用者は864家庭、9,294キロの食品を支援した。本助成金は食のセーフティーネット事業にて利用する食品の購入に充てさせていただいた。乳児が居る家庭への支援のために粉ミルクを購入したほか、米の在庫が不足した際には米を購入した。また夏休みの時期には子育て家庭の食卓を考慮してそうめんや麺つゆを支援食品に加えたり、年末はシャンメリーやパウンドケーキ、パスタソースやチキンハンバーグを購入して、子ども達が楽しくクリスマスを過ごしてもらえるように支援する食品に加えた。更にどの家庭にもあったら役立つケチャップやマヨネーズ、味噌等の調味料も購入し、子育て家庭への支援に加えることができた。フードバンクによる食品支援は、基本的には寄付で集まってきた食品をもとに行われるが、本助成金を活用して寄付だけでは集まらない食品を適宜購入し、子育て家庭における季節にあった楽しい食事を応援することができた。
活動日数 264日
支援対象者実人数 5,600人
支援対象者延べ人数 5,600人
参加ボランティア実人数 30人
参加ボランティア延べ人数 360人
本助成金による活動の成果
新型コロナ感染拡大後の食品や生活必需品、光熱費の値上がりによって、生活が苦しい人々が増え続けている。子育て家庭を取り巻く環境もその厳しさは変わらない。離婚や失業、病気等の理由で、それまで安定した生活を送ることができていた人々も一転して苦しい生活を強いられこともある。万が一の状況になっても誰もが安心した生活を送れるように、フードバンクが食のセーフティーネットの役割を果たすことが求められている。本助成により食品を購入できたことで、安定した食品支援活動を継続することができた。2018年の団体発足より子育て家庭を中心に食品の支援活動を行ってきたが、2023年度は行政や民間の支援団体と連携を強化して高齢者や障碍者にも支援を広げることができた。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
近年多くの食品企業がロス削減へ取り組み、その影響で全国的にフードバンクに集まる食品の量は減少傾向にある。フードバンクふなばしにおいても同様の傾向であり、2022年度を境にして2023年度は食品の寄付量が13%減少の転じた。その一方で新型コロナ感染拡大以降の食品や生活必需品、光熱費の値上がりにより生活が困窮し、フードバンクからの食品の支援が必要な人々が増え続いている。船橋市において食のセーフティーネットの役割を果たすフードバンクふなばしとしては食品を集めることは活動の生命線である。万が一食品が集まらなくなれば支援活動に支障をきたすことになり、今後も安定的に活動を継続するためには、地域の個人や企業から食品を集める活動に更に注力する必要がある。そして新型コロナ感染拡大により大きくなった事業規模を今後も継続するためには、相当の運営資金が必要となっている。国からの各種補助金も2023年度は大幅に減り、運営資金の確保が大変厳しい状況である。人々の食と命を守る活動を、多くの人々や企業に知ってもらい、支えてもらうことで安定した運営を行うことが求められている。①広報紙作成や講話活動を通じて、食品ロス削減の啓発とともに団体の活動広報を積極的に行う。②2025年度に認定非営利活動法人格取得申請し今以上に社会に貢献できる団体として、個人や団体の賛助会員の拡大を目指す。③地域において誰もが食に不安をいだくことなく安心して生活が送れるように、市や民間の支援団体とのネットワークを強化する。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://fb-funabashi.com/
寄付してくれた人へのメッセージ
日頃よりコープみらい組合員の皆様には私たちの活動にご理解、ご支援いただきありがとうございます。コープみらいの店舗でのフードドライブは、2023年度は約6トンにも上ります。集まった食品は大切に活用させていただいております。またこの度の助成金では数多くの食品を購入させていただきました。季節にあった食品を購入できたことで多くの子育て家庭が笑顔でクリスマスを過ごすことができたことと思います。心から感謝申し上げます。