「赤い羽根共同募金」には、7つの「ふしぎ」があります。みんなは、いくつ知っているかな?
ここでは、「赤い羽根共同募金」について、みんなが「どうして?」と思っていることを教えます。
共同募金のルーツは、はるか昔のスイスの山深いまちにあります。
まちには、その日に食べるものもない人たちがいて、教会の牧師さんは心をいためていました。
ある日、牧師さんは道ばたに箱をおきました。その箱には、「あたえよ とれよ」と書かれていました。
「食べものがたりていて、だれかにわけあたえることができる人は、箱に食べものやお金を入れなさい。」
「今日、食べるものにもこまっている人は、箱から食べものやお金をもらっていきなさい。」
この箱は、げんざいの募金活動にもつながる、つぎの3つのキーワードでなり立っていました。
一つめは、「とくめい(匿名)」です。きめられただれかを助けるのではなく、助けを必要とするみんなのためにあたえたのです。あたえる人も、自分がだれなのかをあきらかにしなくてもかまいません。
二つめは、「にんい(任意)」です。あたえる人も、とる人も、参加するのは自由です。
そして三つめは、「しんらい(信頼)」。道ばたに箱があれば、どろぼうにとられたり、うそをついてもっていってしまう人もいたかもしれません。だけど、まちの人たちがこの箱のいみをわかって、ほんとうに必要な人のためのものなんだと、おたがいにしんらいし合っていたからこそ、なり立ったしくみでした。
ほかにも、「赤い羽根共同募金」のことで知りたいことがあったら、「赤い羽根子ども相談室」に電話してね。
「赤い羽根子ども相談室」
フリーダイヤル 0120-137-741
午前10時~午後4時(土、日、祝日、年末年始はお休み)