募金協力へのお礼
(ありがとうを伝える)
【対象】募金ボランティア、助成を受ける団体、共同募金担当者
中央共同募金会が2018年に全国の共同募金会に対して行った調査では、募金への協力を依頼する文書や手紙と比較して、募金にご協力いただいた人へのお礼状を作成している地域は少ないことが分かっています。
共同募金に協力してくださる方の人数は非常に多く、なかなか一人ひとりにお礼状を出すことまでは難しいという事情がありますし、社会福祉協議会の広報誌などに募金結果の報告とお礼を掲載することで、お礼状に代えているというケースもあります。
しかし、募金に協力してくれた方に対して、直接お礼のメッセージを届けることができれば、それに勝る方法はありません。
ボランティアフェスティバルなどのイベント、公民館単位で行われる地域の行事など、募金に協力してくれた住民の皆さんが多く集まる機会などを利用して、直接お礼を伝える機会を作ってみましょう。
なお、お礼を伝える際には、実際に助成を受けて活動する団体から、募金の使いみちを併せてお伝えできればなお有効です。
- 寄付者に直接お礼を伝える機会をつくる。
- 印刷物でお礼状を作成する際は余白などに手書きのメッセージを添えるようにする。
- いただいた寄付をどのように有効に活用したいのかをしっかりと伝える。
富山県・黒部市共同募金委員会での取り組み事例
富山県黒部市共同募金委員会では、助成を受けた団体が学校を訪れ、ランチの時間などをお借りして「ありがとう」の気持ちを伝える「ありがとう運動」に取り組んでいます。
これは、寄付してくれた人たちに、助成団体が直接「ありがとう」を伝えるための場づくりとして行っているもので、学校の他にも、企業や地域の公民館まつりなどでも行われています。