赤い羽根福祉基金では、安心して暮らせる地域社会の実現をめざし、公的制度やサービスでは十分に対応できない地域課題や、制度のはざまにある社会課題の解決に向けて、先駆的で全国的なモデルとなる取り組みに対し助成を行っています。
本助成事業を通じて、企業・団体等の寄付者とボランティア・NPO等の活動団体とつなぎ、多様化・複合化する社会課題の解決のための新たな活動や仕組みを構築し、誰もが支え・支えられる地域づくりを目指していきます。
幼少期からの虐待や貧困、DVや精神疾患などを背景に、社会から孤立し適切なサポートにつながることの出来ない10代20代の若年妊婦に対して、衣食住を提供する居場所「ぴさら」でのサポートと適切な支援機関や団体につないでいく相談支援活動を実施しました。
「デートDV(恋人間の暴力)」の被害者や保護者や友人、自分自身の加害に気づいた人が、いつでも、どこからでも、相談につながることを目指し、LINEによるチャットの相談支援体制を構築し、DVや虐待の連鎖を断ち切り、若年のうちに「デートDV(恋人間の暴力)」を防止するための相談支援活動を実施しました。
生活困窮者や外国籍住民、独居生活が困難な高齢者・障がい者など、必要な福祉を受けられないまま行き先がない方々に空き家を改修したシェアハウス「ぽかぽかホーム」を整備し、居住支援、生活面での自立に向けての就労支援活動を実施しました。
精神疾患をもつ親とその子どもを対象とし、親子間の精神的安定を図れるよう、精神疾患を持つ方々が安心して相談できる相談窓口を設置するとともに、親のメンタルケアを行う精神保健機関と子どものサポートを行う子育て機関の双方に関わる保健師を中心としたネットワークを構築した支援活動を実施しました。
生きづらさを抱え、ニート・早期離職を繰り返す若者・非正規雇用で働く若者に対し、働くための準備に向けたコミュニティを提供し、社会的孤立からの脱却を目指すとともに、ITスキル習得に特化したプログラムを開発並びに地元企業と協働したプロジェクトを通じた就労支援活動を実施しました。
赤い羽根福祉基金では、多くの企業・団体、個人の寄付者様からのご寄付を随時受け付けています。皆さまからお預かりしたご寄付により、社会や地域で課題を抱え、支援を必要とする方々を支える多様な事業、活動を支援しています。皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。
下記の口座にお振込みによるご寄付をいただけます。
支店名 | 虎ノ門支店 |
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口座番号 | 普通預金 4059202 |
口座名 | 社会福祉法人中央共同募金会 赤い羽根福祉基金 |
支店名 | 東京公務部 |
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口座番号 | 普通預金 0162563 |
口座名 | 社会福祉法人中央共同募金会 赤い羽根福祉基金 |
支店名 | 東京公務部 |
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口座番号 | 普通預金 0075407 |
口座名 | 社会福祉法人中央共同募金会 赤い羽根福祉基金 |
「赤い羽根福祉基金」寄付申込書は、こちらからダウンロードください。
アサヒ飲料株式会社 | 全国の「こども食堂」を応援 |
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盛和塾 | 「盛和塾 社会人定着応援プログラム」 |
株式会社福祉保険サービス | 「救護施設等セーフティネット機能強化助成プログラム」 |
一般財団法人篠原欣子記念財団 | 「篠原欣子記念財団 こども食堂応援プログラム」 |
日本中央競馬会(JRA) | 「一般助成」並びに「生きづらさを抱える若者の未来創出活動応援助成」 |
松本 敏夫 様 | 「松本敏夫氏 児童応援基金」 |
生活協同組合コープみらい | 「子ども・子育て支援助成」 |
一般財団法人清水育英会 | 「経済的困窮や社会的孤立の状態にある子どもの学習と生活を一体的に応援する助成」 |
アジレント・テクノロジー株式会社 | アジレント・テクノロジー・インターナショナル株式会社 |
株式会社アルトナー | 株式会社AHS |
株式会社NTTデータ | NTT労働組合 東日本本社総支部 |
株式会社岡三証券グループ | 株式会社 車交場CArFE |
有限会社春原工業所 | 有限会社仙台貨物 |
ソフトバンク株式会社「つながる募金」 | 中外製薬株式会社 |
デロイト トーマツ グループ | 日本イーライリリー株式会社 |
(有)望工業 | パラテクノ株式会社 |
パラマウントベッド株式会社 | 東日本電信電話株式会社 |
株式会社ほけんサポートつくば | ヤフー株式会社「Yahoo!ネット募金」 |
やまびこ会計合同会社 | 医療法人社団 友伸會 |
株式会社SUBARU |
森田 広 様 |
※順不同、掲載のご了承をいただいた方のみご紹介しております。
この他にも、多くのご遺贈・ご寄付をいただきました。ご支援に感謝申しあげます。
赤い羽根共同募金は、戦後直後の1947( 昭和22) 年に、民間社会福祉の推進を目的に創設されました。
終戦後の混乱のなかで、共同募金は罹災者や孤児の支援に重点をおいて活動し、その働きは「干天の慈雨」と呼ばれるほどのものでした。
その後時代の流れのなかで、活動の力点は移り変わってきましたが、共同募金が、地域の支えあいを基本として運動を行ってきたことに変わりはありません。
さて、わが国では現在、孤独死や自殺の増加、不登校やひきこもりの問題、ひとり親家庭、経済的に困窮状態にある家庭の問題など、さまざまな生活課題を抱えて、支援を必要としている人々が増加しています。
しかしながら、一つひとつの課題に対処する制度はまだ十分に整っているとはいえず、これらの問題は「制度の狭間」にあるといえます。
制度の狭間にあるこれらの問題に対しては、地域の支えあいを基盤として、さまざまな団体間によるプラットフォームを形成し、連携した活動によって取り組むことが期待されています。そのために、市民の立場で行動を起こし、課題解決に向けて動き出そうとする社会貢献意識が高まりを見せています。
中央共同募金会では、共同募金運動70 年を迎えるにあたり、皆さまの社会貢献意識を受けとめ、束ね、広域的かつ継続的に支援をつないでいくために「赤い羽根福祉基金」を創設しました。
「赤い羽根福祉基金」では、赤い羽根共同募金のノウハウを生かして、「社会を変えていく気運」を作り出していきたいと考えています。
ぜひこの基金活動にご賛同いただき、ご一緒に社会を変える活動を進めて参りたく、皆さまのご協力をお願い申しあげます。
平成28 年4 月
社会福祉法人 中央共同募金会
会長 斎藤 十朗
※創設の前会長ごあいさつ
地域には、生きづらさを抱える人々がいます。失業した後再就職できず、引きこもってしまう若者、ひとり暮らし高齢者の孤立、学校の給食以外しっかりした食事を家でとることができない子どもたち…。その多くは困っていることを誰かに相談したり頼ったりできず、適切な支援やサービスにつながらない状況にあります。
そのため、課題が複合化・深刻化することも多く、既存制度や施策ではなかなか対応できません。
このような「制度の狭間」にある生活課題の解決のため、支援の新たなしくみを創造することが求められています。
地域における生活課題は多岐にわたります。本基金では特定分野に限らず、さまざまな取り組みを広く対象にしています。事業内容も、支援事業・活動、活動の基盤・ネットワークづくり、課題に関する調査・研究など、広くとらえて助成します。
地域における生活課題解決のために、住民による支えあいや民間組織・団体等の活動が期待されています。住民一人ひとりが自らの課題として受けとめ、行動することの支援を通じて、誰もが支え・支えられる地域づくりをめざしています。
「赤い羽根福祉基金」は、制度の対象外でありながら求められるニーズへの対応、新たな社会資源の創出、ニーズに即し分野を超えた対応、全国的・広域的な広がりが期待される事業、複数の団体・関係機関との連携・協働事業や活動などへの助成を通じて、社会課題の実態を明らかにするとともに、これらの事業や活動に賛同・共感いただく企業・団体や個人の皆さまからの寄付により、運営を行います。
「赤い羽根福祉基金」へのご寄付は、社会福祉法人(特定公益増進法人)として受け入れる寄付金として、寄付金の特別損金算入が認められます。
※赤い羽根福祉基金に対するご寄付には、感謝状を贈呈いたします。また、共同募金会は、数少ない褒章制度の対象団体です。
(贈呈・褒章には基準がございます)
既存の制度やサービスでは対応できない、さまざまな社会課題を解決するための活動で、全国的な波及効果のある先駆的・モデル的な取り組みに対して応募を受けています。
※2024年度の応募受付は終了しました
「赤い羽根福祉基金」応募要項等は、下記からご参照ください。