2022年06月08日
2020年秋に、故・松本敏夫様から「児童養護施設で暮らす子どもたちの教育支援ため、特にコロナ禍において必要とされるIT教育やオンライン学習の環境整備等にぜひ役立ててほしい」とのご意向をうけて、赤い羽根福祉基金では「松本敏夫氏 児童応援基金」を創設いたしました。
松本様は東京都のご出身であることから、第1回助成では、東京都の児童養護施設を対象として、32施設への助成を決定し、子どもたちのIT教育支援等に役立てていただきました。
誠に残念ながら、松本様は本基金創設後の2020年9月にご逝去されました。心よりご冥福をお祈り申しあげますとともに、「赤い羽根福祉基金」へ多大なご寄付を賜りましたことに深く感謝申しあげます。
その後、ご遺族様から更なるご寄付を賜り、東京都および埼玉県の児童養護施設を対象として、2021年6月に第2回助成を、同年9月には追加助成を実施しました。重ねて御礼を申しあげます。
おかげさまで全3回の助成を通じて、のべ71施設へ助成を行い、施設で暮らす子どもたちのIT教育や学習環境を整えることができました。全3回の助成について次の通りご報告させていただきます。
「松本敏夫氏 児童応援基金」 ※赤い羽根福祉基金の冠基金として実施
1.助成金額・規模
・第1回助成:1施設あたり29万円(2020年11月実施)
・第2回助成(第1次):1施設あたり29万円(2021年6月実施)
・第2回助成(追加助成):1施設あたり20万5千円(2021年9月実施)
2.助成対象施設
・第1回助成:東京都の児童養護施設のうち申請のあった32施設。助成先はこちら。活動報告はこちら(2MB)。
・第2回助成(第1次):東京都・埼玉県の児童養護施設のうち申請のあった13施設。助成先はこちら。活動報告はこちら(1MB)。
・第2回助成(追加助成):東京都・埼玉県の児童養護施設のうち申請のあった26施設。助成先はこちら。活動報告はこちら(2MB)。
3.助成対象費用
・子どもたちがオンライン学習等に使用するパソコンやタブレット等のIT関連機器の購入の費用
・IT関連機器を利用する際のwifiなどの環境整備にかかる費用
・IT教育にかかる費用 など
※追加助成では、学習に必要な文房具、書籍等も助成対象としました。
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赤い羽根福祉基金では、高齢者、子どもたち、障がい者、その他困難を抱えた方々等への支援として、既存の制度や施策の狭間にある社会課題の解決をめざす活動を応援しています。
また、このような冠基金として、企業や個人のご寄付者の意向に沿った助成プログラムも実施しております。
ぜひお気軽にご相談ください。
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