2018年10月02日
中央共同募金会では2018年度、京セラ株式会社の創始者である稲盛和夫氏が主宰する私塾「盛和塾」の塾生の皆さまからのご寄付を財源として、「赤い羽根福祉基金 盛和塾社会人定着応援プログラム」を創設しました。
これは、盛和塾からのご寄付のお申し出に対して、稲盛和夫氏のこれまでの児童養護施設の設立や、稲盛福祉財団による支援など、多岐にわたる社会活動に取り組まれてきた想いをうけて、本会が運営する赤い羽根福祉基金の冠寄付(企業名等を冠した独立プログラム)として事業化したものです。
初年度は「就職活動応援助成」として、児童養護施設高校卒業後の進学者の就職活動に必要なスーツや靴の購入費、旅費やその期間の生活費に充てていただく給付事業を実施し、63名の学生に助成を実施することができました。
「就職活動応援助成」は、奨学金と併給可能な助成金として、自立生活に経済的課題を抱えていることも多い児童養護施設出身者の就職活動を支える、画期的な給付事業です。
このたび、2018年10月1日~2日に横浜市で開催された「盛和塾 第26回世界大会」において、中央共同募金会副会長 髙井康行から出席者の皆さまに、事業実施のお礼とご報告を行いましたのでお知らせいたします。
報告書 赤い羽根福祉基金「盛和塾 社会人定着応援プログラム」お礼とご報告