2018年12月14日
一般社団法人全国重症児デイサービス・ネットワークは、身体・知的とも最重度の障がいのある子どもたち(重症心身障がい児)と日常生活において医療的ケアが必要な子どもたち(医療的ケア児)を支援する、重症児デイサービスの新規設立支援、運営への助言などを行っています。
今年度は、赤い羽根福祉基金の助成により、新規設立、従事者の支援技術習得のための研修会(講演と相談)を全国12か所で実施、平成30年12月9日(日)には、東京にて「在宅医療的ケア研修会」を開催しました。
当日は、地域で重症児ケアに関わる医療・看護関係者、福祉関係者、事業者など約40名が参加し、「医療的ケア児への切れ目ない支援を」をテーマとし、「医療的ケア実施の基礎」(講師:金原洋治医師)、「暮らしを支える医療的ケア」(講師:奈須康子医師)を学ぶとともに、子どもの成長と発達に合わせ、切れ目のない支援をするためには、どのように地域で連携していくかについて、現況を共有するとともに、熱心な意見交換が行われました。
新規設立のための講演、相談、意見情報交換に力を入れ、これまでに4件の新たな設立が決まり、そのうち2件は年内オープンの予定です。
この事業を通じて、質の高い重症児デイサービスの事業所が各地にできることにより、重い障がいを抱える子どもたちとその家族が住み慣れた地域で暮らせる社会を目指します。