2025年度 赤い羽根福祉基金 助成決定証書授与式を開催しました

2025年度 赤い羽根福祉基金 助成決定証書授与式を、4月18日(金)に開催しました。運営委員や審査委員が見守るなか、新規助成事業に決定した8団体に対して、本基金の上野谷運営委員長より、助成決定証書が授与されました。

はじめに、中央共同募金会 副会長の古都賢一より、「赤い羽根福祉基金は、先駆的で広域的な広がりが期待される活動を応援するため、これまで100を超える活動団体に助成しており、各活動の成果は社会に大きく貢献してきた。ご寄付をしてくださった方々のことを忘れず、団体がお互いに高め合いながら、より良い活動に繋げてほしい。本会も多様化する課題を解決するためのパートナーとしてともに取り組んでいきたい」と激励のメッセージが送られました。

続いて、上野谷運営委員長からは、「赤い羽根福祉基金は今年で第10回助成の節目を迎えた。これまで助成を行うなかで、外国ルーツの皆さんの支援、重症児やその家族の皆さんへの支援などをテーマ化することができ、助成に広がりが出てきていると感じている。団体同士がともに社会課題に取り組む「仲間」として学び支え合い、それぞれの活動を通じて、これからの赤い羽根福祉基金の助成の可能性をさらに広げていただきたい」と団体へのエールが送られました。

そして、和田審査委員長より、「今年度は、生きづらさを抱える若者や、孤立しがちな高齢者・障がいのある方々への居場所づくりや就労支援、引きこもり・不登校の子どもたちへの学習支援、ほかにも虐待などの被害にあった方への緊急的な居場所づくり・シェルターの運営、外国ルーツのある方への包括的支援事業など、困難を抱える人たちにどう近づき、支援するかという課題に取り組む活動が多くみられた。社会を構成するあらゆる組織や市民の参加を促し、誰もが支え・支えられる持続可能な社会づくりに向けて、成果をあげていただくよう期待している」と審査講評をいただきました。

助成決定団体からは、本助成により実施予定の活動内容についてご紹介いただき、終了後の団体交流会では、各団体間で活発な情報・意見交換が行われました。

■「赤い羽根福祉基金」について