赤い羽根福祉基金助成事業 ピースボート災害ボランティアセンターによる「災害ボランティアセンターマッチング体験カードゲーム」を活用した研修事業の取り組みが行われています

  ピースボート災害ボランティアセンターでは、赤い羽根福祉基金助成により、「被災者中心・地元主体・協働」の災害3原則をキーワードに、災害時に被災地に設置される災害ボランティアセンターの機能や役割を学び有事の際に活かすことを目的に、市区町村の社会福祉協議会と地域の関係者を対象とした災害ボランティアセンターの運営を担う人材育成の研修事業に取り組んでいます。
 

 

 去る1月31日には、大阪府と大阪府社会福祉協議会主催による災害ボランティアコーディネーター研修において、実際の災害ボランティアセンターでの対応を想定した被災者からのニーズ対応を学ぶことができる「災害ボランティアセンターマッチング体験カードゲーム」を使った研修が行われました。

 

 

 

 
 具体的に起こりうる災害時の状況設定(地震や洪水)のもと、「発災から3日」、「発災から2週間」、「発災から2か月」とフェーズごとに変化する被災者のニーズ対応を、災害ボランティアでどう対応するかをカードゲームを用いてグループごとに検討することで、支援に必要な運営のポイントを学ぶことができました。

 

 

 

 こうした研修を通じて、各地で多発する災害への備えとして、いつ起こるかわからない災害のリスクや防災対策を日頃から考え、有事の際には迅速に被災者支援が行うための災害ボランティアセンター運営を担える人材がより一層広がることを期待しています。

 

●「災害ボランティアセンターマッチング体験カードゲーム」を使った研修の様子
  → 大阪府ボランティア・市民活動センターFacebook