2019年11月04日
赤い羽根福祉基金助成により、岡山NPOセンターでは「災害時の中間支援組織」の機能や役割を学び、災害時に活かすため、各地のNPO支援センター等を対象とした社会資源の調整を担う人材育成事業に取り組んでいます。
近年は毎年全国のどこかで自然災害が発生するようになっています。災害時には行政だけではなく、NPO・NGOや士業専門家等の民間組織が各地から自発的に集まって支援活動を展開することが定着しており、その役割は年々、大きくなっているなかで、支援センター等が担う役割が整理されていない現状があります。
そこで、去る10月28日(月)・東京において、昨年7月に発生した西日本豪雨災害の際に取り組んだ組織間連携やNPO等による専門性のある支援活動などを通じて、災害支援のプラットホームを構築したノウハウをもとに、NPO支援センターの「災害時における中間支援組織の12の役割」として整理を行い、そのノウハウ提供を目的に、支援の中核を担うNPO支援センター職員や行政職員等を対象とした研修を実施し、全国各地から58名が参加されました。
この研修を通じて、災害時にはNPO支援センターが迅速に支援団体や行政、企業等のリソースをつなぎ、県域支援体制の連携・協働を行う人材育成研修が全国各地に展開され、それぞれの都道府県域において災害支援のプラットホームが構築されることに期待してます。