赤い羽根福祉基金

「赤い羽根福祉基金」は、公的制度では対応できない「制度の狭間」において、社会課題の解決のための新しい活動やしくみを創る先駆的な取組みや、全国に波及するようなモデル的な取組みを応援しています。
　助成を通じて社会課題の実態を明らかにするとともに、これらの事業や活動に賛同・共感いただく企業・団体や個人の皆さまからのご寄付により、運営を行っています。

赤い羽根福祉基金で目指すこと

赤い羽根福祉基金の助成事例

産前産後の子育て家庭を支えるための地域版セーフティネット創出（助成決定額　776万円）

「産前産後のおうち」の様子。ママが休んでいる間、子どもたちはスタッフと遊びます。

【認定特定非営利活動法人びーのびーの】（神奈川県）
多くの人は子育てに不安を抱えたまま、出産後は自宅や地域での活動がはじまります。一時預かりなどの制度が使えるのは多くは生後2か月からとなり、出産前後に使える公的な制度が少ないのが実状です。
産前産後の家族誰もが使える居場所を作りたい、そしてスタッフ（地域のヘルパーやボランティアなど）との出会いを通して、安心して子育てのスタートをはじめられるような実体験をしてほしい。それが、助成事業である「産前産後のおうち」の目的です。
びーのびーのは、子育て中の方々と、「親子のために力になりたい」という思いの地域の市民や専門職を繋ぐことによって、子育て家庭、それに関係する方々が安心して過ごせるまちを作り、それを広げていきたいと思っています。

十分な社会的スキルを得ないまま「高校卒業」する若者たちへ、社会参加や就労等の支援を行う（助成決定額 500 万円）

若者の交流事業のようす。

【特定非営利活動法人 抱樸】（福岡県）
さまざまな課題を抱えつつも「高校卒業」資格を得た（卒業予定）若者が、十分な社会的スキルを得ないまま、就労もしくは進学先にて短期離職等し、 長期無業状態もしくは引きこもり状態になることがあります。
そうした若者に対して、アセスメントを行い、課題を見極め、社会参加や就労体験、就労支援などを行うことにより、 高校卒業後の就職も含めた社会参加できるよう支援します。
これにより、若者のひきこもりやその長期化を防止し、将来の4070，5080 問題の予防を目指しています。

生きづらさを抱える高齢者、障がい者、ひきこもりの人たち等の商福連携による移動販売（助成決定額　280 万円）

商業と福祉が連携して行う移動販売を行っています。

【社会福祉法人美作市社会福祉協議会】（岡山県）
美作市における社会福祉に関する活動の活性化により、地域福祉の推進を図ることを目的として、社会福祉に関する活動への住民参加のための援助等を実施しています。

過疎地域における高齢者等の買い物の課題と、障がい者、引きこもり、ニート等の人たちの社会参加・理解不足の課題、 さらに市民が気軽に困り事を相談できる環境が不足しているという 3つの異なる課題を、商業と福祉が連携して行う移動販売を通じて、解決を試みています。

★その他の助成活動については、上記にご案内の一覧をご覧ください。

「赤い羽根福祉基金」の報告

中央共同募金会ホームページにおいて、これまでの実施状況等をご覧になれます。

お問い合わせ先
社会福祉法人 中央共同募金会 基金事業部
電話：03-3581-3846　※受付時間　9:30～12:00、13:00～17:30
E-mail：kikin＠c.akaihane.or.jp