2018年05月11日
タケダ・赤い羽根 広域避難者支援プログラムでは、2018年4月23日(月)、全国社会福祉協議会会議室にて、2017年度の「団体助成」を受けて活動した団体が集まり、「2017年度活動完了報告会」および「2018年度キックオフミーティング」を開催しました。
活動完了報告会には、2017年度助成団体15団体中、事情により参加できなかった1団体をのぞく14団体の参加があり、助成を受けて活動した活動テーマ(孤立防止・つながる、情報発信・情報共有、連携の場づくり、連携の仕組みづくり)ごとに、1年間の活動の様子と成果を発表しました。
各団体からの発表では、避難者をとりまく環境や政策の変化により、団体のスタッフが減ったり、活動が行き詰まりそうになるなど、影響を受けているところもみられました。一方、助成を受けたことによる成果として、「定期的な情報誌の発行」や「避難者個々の状況やニーズに応じた交流会の開催」、「地域のNPOや社協などの支援団体」、「支援についての意見交換や情報共有を行う連絡会議の開催」、「避難者の状況を把握し、継続した支援を地域の支援団体・者に引き継いでいく取り組み」などが進められたことが発表されました。
キックオフミーティングでは、各団体の自己紹介をしていただき、助成審査委員会から助成決定団体のみなさんへのメッセージとして、稲垣審査委員長からご挨拶をいただきました。
稲垣委員長からは、審査委員会での選考の論点として、「これまで本助成を受けている団体同士がつながり、被災者のニーズに沿った活動をしていること」、「これまでの活動をふまえ、さらに発展させたり新しいチャレンジをしようとしていること」などを高く評価したことを伝えられました。
また、今年度の事業実施にあたり、本助成最終年度である1年間を有効に活用し、助成終了後の展望を持って活動を進めていただけるよう、助成団体へエールが送られました。